このページの本文へ
ページの先頭です。

センター長あいさつ

印刷用ページを表示する掲載日2026年4月1日

ようこそ、広島県立総合技術研究所農業技術センターのホームページへ。また,当センターに関心を持っていただき、ありがとうございます。就任4年目を迎え、新年度のごあいさつを申し上げます。

はじめに、広島県知事が昨年12月に交代し、新知事のもとで、「農業の魅力を高め、企業経営を目指す若い農業者を増加させ、農産物の生産を拡大していく」という目指す姿が掲げられました。私たち農業技術センターもその実現に貢献するため、これまで培ってきたスマート農業技術をはじめ、気候変動に対応した品種改良・育成及び栽培技術の進化や病害虫対策、生産の源である種子生産や種苗母樹の育成・管理等々、多くの期待に応えていかねばなりません。

こうした中、今年は新しい技術としてのAI活用と研究について触れたいと思います。生成AIは農業現場で既に活用が進んでおり、ハウス内に設置されたセンサーや画像データから収穫適期の予測や施肥・灌水に関してアドバイスしてくれたりしますが、どう分析して、なぜそのような判断をしているのかAIの頭の中は分かりません。現時点で職員が栽培の原理原則を理解せず利用することは考えていません。研究においては人が仮説を立て、検証し、その結果は統計処理によりその有意性(偶然の結果ではないこと)を確かめることが求められています。そこをAIに任せて世の中に成果を公表し、生産者に「AIがそう判断しています」といっても毎年の生産が勝負の生産者に信じてもらえる状況にありません。しかし近い将来、囲碁や将棋の勝敗予測のようにAIの信頼性が担保される時代が来ると思われるので、私たちもその活用から距離を置かず、適度に慎重になりながら付き合っていく必要があると思っています。

次に視点を内部に移すと、近年、人手不足を背景に給料の良い民間企業へ人材が流れ、公務員受験者数が減少しています。農業専門職は何とか受験者数を維持していますが、以前よりは少なくなっています。そうした中でも農業技術センターを配属先として希望してくれる採用内定者は増えています。これはホームページによる研究員の活動や開発技術の情報発信、配属先を決める前の職場説明会・見学会の効果が出ていると感じます。あらためて、能動的かつ継続して「リアルな農業技術センター」の情報発信を心掛けたいと思っています。将来、広島県農業の技術開発に関わりたいとお考えの学生さんには見学やインターンシップの受け入れも行っているので、是非アプローチしていただきたいと思っています。大歓迎です。

令和8年度は農業技術センターにとって、令和9年度からの原種栽培の直営化(現在は外部委託)、果樹研究部の庁舎建て替えを控えた足固めの年になります。ここに注力しつつ、職員全員で県内生産者の経営発展に直結する「種苗と技術の源流である農業技術センター」のプライドをもって様々な課題に取り組んでいく所存です。また、農業技術センターで働く全ての職員が事故やけがをすることなく安全第一で、働いてよかったと思える職場環境を作っていくことに継続して取り組んでいきたいと思っています。本年度も関係者の皆様のご理解とご支持、職員の協力をもってセンター運営に努めて参りますので、よろしくお願い致します。

令和8年(2026年)4月
広島県立総合技術研究所農業技術センター
センター長 梁井(やない) 秀樹​

 

おすすめコンテンツ