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高橋 祐爾さん(パーソナルトレーナー)

印刷用ページを表示する掲載日2016年1月23日

 

高橋さん

豊かな自然と歴史、おおらかで人情味ある街。
尾道は今の自分を作ってくれた場所。

 <プロフィール>
 高橋 祐爾(たかはし ゆうじ)さん

  尾道生まれ。18歳からフィットネスクラブでトレーナーとして働き始める。
  東京の大学卒業後、ロサンゼルスに渡米し、10年間俳優として活動。その後、ウェイトトレーニングとフィットネストレーナーとしての活動を本格化する。
  現在はスポーツクラブ・ルネサンス三軒茶屋にてパーソナルトレーナーとして勤務。毎月200本以上のパーソナルトレーニングを行っている。
  ダイエットの秘訣は「心が変われば、体は変わる。」というのが持論。
    

<インタビューの映像(概要)はこちら!>

尾道はまるでカリフォルニア?
その温暖な気候風土とおおらかな人たちに囲まれて。

現在、東京都内のスポーツジムを中心にパーソナルトレーナーとして活動しています。
パーソナルトレーナーとは、運動・身体・食事の専門知識を持ち、お客様と1対1で向き合い筋力トレーニングに取り組み、筋肉バランスを整えることで、シェイプアップ・ダイエット・健康増進などの目的達成をサポートする仕事です。一緒に取り組むことでお客様の知識も増え、健康的な生活に役立てていただけることにも喜びを感じています。

高校を卒業するまで尾道にいました。その頃は、トレーニングとは全く無縁の日々。運動神経が優れているわけでもなく、バスケットボール部所属でしたが、試合でスタメンとして出ることはほとんどなく、劣等感しかありませんでした。そんな中、僕はいつしか(映画俳優の)ジャッキー・チェンとかシルベスター・スタローンに憧れるように。「今の自分をなんとかしたい!」「俺もかっこよくなれるかな?」と思いトレーニングをはじめ、今に至っています。

尾道尾道のことを思う時、脳裏に焼き付いた尾道の島々の風景が浮かびます。今の自分を作ったのは尾道なんです。ゆっくりしていて、人もおおらかで人情深い街。気候風土が人に与える影響ってすごく大きいと思うんですよ。
それを感じたのは、ロサンゼルスで暮らした2年間です。最初の数ヶ月はフィンランド人がルームメイトでした。太陽が少ない国出身だからなのか、あまり一緒に出かけたことがないんですよ。メキシコ人がルームメイトの時は、やっぱり太陽が燦々と降り注ぐ国の人間って本当に楽天的で悩まないんですね。生まれ育った土地の気候風土が性格形成に影響を与えていると感じましたね。

尾道は、海も山もあり温暖で過ごしやすいところです。上京して、海外生活を経て日本に戻り、人と向き合うパーソナルトレーナーという仕事に恵まれた。それを導いたのは、尾道のおおらかな気候風土のおかげなのかも・・・。

話は少し飛びますが、帰省した時にふと感じたことがあるんです。『尾道はカリフォルニアか!?』って。たとえば夏に海に行く時には水着のまま行って泳いで、水着のまま車に乗って帰ります。ゆっくりとした時間が流れ、ラフで。それでいて自然が豊かで生活も豊か。カリフォルニアと似ていると思った瞬間がありましたね。離れているからこそ感じることかもしれませんね。

ある日、尾道のしまなみ海道をテレビで見たスポーツジムの会員さんたちが、「しまなみ海道に自転車で行きたい!」と言い出したんです。運動不足の人にもそう思わせる尾道は、それだけ魅力を秘めている街なんですね。 

筋肉はいくつになっても鍛えられる。
体を動かすことが生活習慣病予防に繋がる。

高橋さん実は、東京都23区でフィットネスクラブに会員になっている人の割合(フィットネスクラブ参加率)は約6%。ニューヨーク・マンハッタンでは約20%とすごく多いんです。それが広島市など地方都市では2~3%!スポーツジムの数の違いにもよりますが。そこには、健康への意識の差があるように感じています。

フィットネスは筋肉をつけるとかかっこよくなること以外に、例えば高齢者の方々がいつまでも元気に歩くことが可能になる。これは大きなメリットです。また、筋肉がついて体を支えられれば腰痛や膝の痛みも少なくなり、血管や内蔵も丈夫になって、生活習慣病のリスクも減ってきます。つまり運動をすることで、歳を重ねても元気に暮らせるようになります。

 生活習慣病の原因のひとつは運動不足といわれています。東京は地下鉄が発達しているので車を使わず、東京の人はよく歩きます。逆に、尾道など地方都市は車社会。どこにでもすぐ車で行くためあまり歩かないと言われています。大人は特に歩かないのでより不健康になりやすい時代といえます。筋肉はいくつになっても鍛えることができるのですから、体を動かして、生活習慣病の予防に繋げてほしいですね。

パーソナルトレーナーとして、
いつか、ひろしまにフィードバックできること。

尾道といえば、僕の父親は造船所で働いていました。高度経済成長の時代に日本の産業の一部を支え、ものすごく働いて僕たちを育ててくれたのです。この歳になってしみじみ感謝しています。その父親も今は70歳を超えました。だからこそ40歳を超えて、故郷を大切にしたいという思いが強くなったのです。 

「自分に一体何ができるのか?」フィットネスの力をつけて、ひろしまにフィットネスクラブを作ったりイベントをする。何らかのカタチで故郷に恩返しをしたい。ひろしまを盛り上げて、元気にしていきたい。自分のアドバンテージを活かし、いつかは父親や故郷の人たちにフィードバックしていきたいのです。
自慢のふるさとで自分を作ってくれた場所・尾道の独特な雰囲気と歴史文化。それは残していくべきもので「自分が力になれることはないのか?」 いま僕は、そんなことに思いを巡らせています。

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