流行性角結膜炎警報を解除しました
印刷用ページを表示する掲載日2023年11月16日
広島県感染症発生動向調査による、第45週(11月6日から11月12日)の定点医療機関(眼科定点医療機関:19)からの「流行性角結膜炎」の報告患者数が、県内のすべての保健所管内で警報継続基準値(定点当たり4)未満となりました。
県内の流行性角結膜炎の流行は終息したと考えられるため、令和5年10月12日に発令した警報を、令和5年11月16日に解除しました。
最新の発生状況
保健所別の発生状況
注) 定点当たり報告患者数とは
定点報告の対象となる五類感染症については,広島県が指定した医療機関(定点医療機関)から,1週間ごとに患者数が報告されます(流行性角結膜炎は眼科定点の19医療機関からの報告)。定点当たり報告患者数は,これらの定点医療機関からの報告患者数を,定点医療機関数で割った値のことです。
広島県及び全国の発生状況
流行性角結膜炎とは
概要
- アデノウイルスによる眼感染症。
- 感染力が強く,職場,家庭内などや,プールの水を介して流行的発生がみられる。
- 発症はどの季節でも起こるが,一般的には,夏に多い傾向があり,年齢による発症の差はない。
症状など
- 1~2週間の潜伏期の後,結膜の充血,まぶたの浮腫,眼やに,涙,眼痛などを呈する。
- 耳の前に存在するリンパ節の腫れ,痛みを伴うこともある。
- 発病後2~3週間で治癒することが多い。
感染経路
- ウイルスが付着した手で眼に触れること,ウイルスで汚染されたタオルなどを使用することにより感染する。
患者さんへのお願い
- 眼をさわったらすぐに石鹸と流水で手洗いをしましょう。
- 家族内で,タオル,枕,その他,眼やにや涙で汚れそうな物の共用は避けるようにしましょう。
- 入浴は家族内で最後にするか,シャワーのみにしましょう。