広島県行政デジタル化推進アクションプラン(令和6(2024)年2月)の策定について
こうした取組により、県に対する主要な行政手続の多くがオンラインで実施できるようになり、キャッシュレスでの手数料等の納付も可能となったほか、県保有データの公開の拡大など、県民の皆様の利便性に資するデジタル化が進みつつあるところです。
今後、更に質の高い行政サービスへ繋げていくためには、こうしたデジタル化をより一層推進し、誰もがデジタル化の恩恵を実感できる状態へと導いていく必要があることから、アクションプランを改定し、令和6(2024)年4月から取組を開始します。
プランの位置付け(ターゲット)
現在、「広島県DX加速プラン(令和4(2022)年11月)により、県内の民間事業者の皆様が、DXに着手して試行錯誤できる状態に移行できるよう後押しするとともに、県自らもDXに積極的に取り組むこととしており、「仕事・暮らしDX」、「地域社会DX」等を庁内各局において積極的に進めています。
アクションプランは、こうした様々な分野のDXを進めるための基礎的な土壌を県庁に構築できるよう、県庁内のデジタル化を高める取組について定めるものです。
【位置付け等イメージ】

県庁DXの最終ゴールイメージ
AIをはじめとするデジタル技術やデータを徹底的に活用することにより、職員は、業務を効率的に進めるとともに、県民や事業者の皆様(以下、「県民の皆様」という。)一人ひとりのニーズに適ったきめ細かいサービスをスピーディに生み出すことができ、県民の皆様は、時間・場所の制約なく、リアルでもバーチャルな手段でも自らの望む時に望む形でサービスを享受することができている。(「フレンドリー県庁」の実現)
【実現後の姿(イメージの例)】
✓ 全ての行政手続がシームレスにデジタル化され、関係部署と連携が図られることにより、他部署で
申請した情報をもとに、当該県民の皆様が必要とする他のサービスがプッシュ型で届き、その場で
申請まで完結できている。
✓ 分析、予測や形式的判断等の業務にAIを積極的に活用するとともに、定型的な業務はRPA※を使い
処理することにより、作業を効率化し、職員が県民サービス業務にシフトできている。
✓ 新たなデジタルツールの導入や、庁内システム間の効率的な連携などによって庁内業務の円滑化に
加え、県民の皆様は、システム等を容易に操作ができ、スピーディに行政サービスを享受できている。
※Robotic Process Automationの略。ロボットを用いて定型作業などを自動化すること
改定の方向性
最終ゴールに向けたステップアップイメージ
県庁の各局面において、デジタル化のフェーズを、「業務プロセスを改革し、県庁全体をデジタル化する『デジタライゼーション』」や「データとAIによって今までにないサービスが生まれる『DX』」のフェーズに引き上げ、県民の皆様、職員がデジタル化の恩恵を「実感」できる「質の追求」へと取組を加速するプランとします。

計画期間
取組イメージ
最終ゴールに向けてフェーズを引き上げるため、計画期間である2年間では、課題の発生局面ごとに、解決に向けた有効な取組を実施していけるよう、プロジェクトを定めています。
また、最終ゴールイメージの実現に向けて、計画期間である2年間のマイルストンとして、「デジタライゼーションやDXによりデジタルの恩恵を『実感』できる」レベルまで到達するイメージを持ち、取り組むこととします。
取組内容
プロジェクト |
取 組 |
---|---|
【県民の皆様が県に対して手続等を行う局面】 誰もが いつでもどこでも楽々手続 便利さ「実感」! |
● 行政手続等のオンライン化の更なる充実 |
【県が実行・発信する局面】 スムーズ処理で 効率化「実感」! |
● 業務プロセス全体のデジタル化等による手続の |
【基盤となる県庁における環境】 デジタル環境のアップデートで デジタル効果「実感」! |
● デジタル業務環境のアップデート |
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