このページの本文へ
ページの先頭です。

ゆず果皮ペーストの開発

印刷用ページを表示する掲載日2021年1月27日

大坂隆志,坂井智加子

1 背景

広島県では,柑橘栽培が盛んで,県北部ではゆずが生産されています。ゆずの果汁はジュースやポン酢に利用されますが,副産物である果皮の有効利用が課題となっています。

そこで,食品工業技術センターでは,副産物の処理コストを減らし,生産設備への投資コストを抑えながら,柑橘果皮ペーストを製造する方法を開発しました。

2 方法

冷凍果皮に少量の酵素液を加え,冷蔵庫で静置し,裏ごしをします。

3 結果

果皮重量に対し,ペーストは7割程度得られました。

製造工程

4 食品企業に向けたPR

(1) 取り組みやすい簡易な方法

開発したペースト化技術は,一般的な冷凍冷蔵庫,加熱装置で製造可能なため,特別な設備投資は不要です。

(2) 柑橘果皮のペースト化が可能,菓子などに利用可能

レモン,オレンジなどもペースト化が可能です。

ペースト状なので,菓子やパンなどへの混合が容易です。ゆずのさわやかな香り,ゆずの味が感じられます。

その他の柑橘果皮ペースト

 

おすすめコンテンツ