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ソフトドリンクス用水の水質限界濃度

印刷用ページを表示する掲載日2025年3月4日

食品工業技術センター > 企業のためになるQ&A >ソフトドリンクス用水の水質限界濃度


Q ソフトドリンクス用水の水質限界濃度について教えてください。

A ソフトドリンクスの主原料は水ですから、用水の良否が直接製品の品質を左右します。

 ソフトドリンクス用水は、上水基準に適合することはいうまでもなく、濁度、色、味、臭気、鉄、マンガン、塩素、有機物、微生物はきわめて少ないか、または全くないことが望まれます。大腸菌群は陰性でなければなりません。さらに、製品が酸性であるため、アルカリ度の低いことが要求されます。
 通常、ソフトドリンクス用水の水源には都市上水、井戸水、地表水が利用されていますが、水源の違いによって水質は異なります。これらの水から優れた用水を得るためには原水を水処理し、水質を改良することが必要です。この水処理は原水の水質をよく吟味した上で、凝集沈澱(各種凝集剤の利用)、ろ過(砂こし、活性炭ろ過、素焼ろ過等)、脱塩(イオン交換樹脂の利用等)、殺菌(各種塩素剤の利用等)及び残留塩素の除去(活性炭ろ過等)の単位操作、または必要に応じて数種の単位操作を組み合わせることによって行います。

 ソフトドリンクス用水はこのように原水を水処理して下表に示す水質に改良することが大切です  1)。

ソフトドリンクス用水の水質限界濃度

引用文献

1)最新・ソフトドリンクス(最新ソフトドリンクス編集委員会、株式会社光琳、2003、p286-289)


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