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小さく生まれた赤ちゃん(リトルベビー)に関してよくあるQ&A

印刷用ページを表示する掲載日2026年3月18日

 小さく生まれた赤ちゃんとの暮らしの中でよくある質問を一般的な書き方で分かりやすくまとめました。
 赤ちゃんの状況や発達、成長には個人差がありますので、心配なことがあれば、一人で抱え込まず、主治医や市町の保健師等にも相談し、みんなで赤ちゃんの発達や成長を見守りましょう。

目次

ご家族の気持ちに関すること

発育に関すること

情緒と感覚の発達に関すること

運動の発達に関すること

退院に関すること

母乳やミルク、ごはんに関すること

その他

小さく生まれた我が子を育てていけるのか不安です。

 小さく生まれた赤ちゃんを育てていけるのか不安になる気持ちは当然のものです。その気持ちをひとりで抱えなくてもいいんです。頼りやすい人に、少し寄りかかってみても大丈夫。身近な家族や友だち、専門職、保健師やかかりつけ医など、あなたが話しやすいと思える相手に気持ちをそっと預けてみてくださいね。
 また、広島県内には早く小さく生まれた赤ちゃんの保護者によるサークルがあり、同じ立場の保護者とSNSなどを介してつながる方もいます。気持ちを共有しあい、情報交換をすることもできるので、つらいときは、あなたが安心できる誰かにそばで気持ちを支えてもらいましょう。あなたと赤ちゃんを支えたいと思っている人は周りに必ずいますよ。

身長や体重がなかなか増えずに悩んでいます。

 小さく生まれた赤ちゃんは成長がゆっくりの子も多く、悩むママやパパがたくさんいます。しかし、早く生まれてもそうでなくても、赤ちゃんの発育のスピードには個性があります。身長も体重も停滞したり一気に成長したりと一定のスピードではありません。周りの子との違いに少し戸惑うこともあるかもしれませんが、少しずつでも成長が見られていれば、ゆっくりの成長を見守りましょう。3~6歳ぐらいまでに成長曲線の範囲内に追いつく子もいれば、そうでない子もいます。
 もし低身長の可能性が高い場合は成長ホルモンの投与などで対応することがあるので、病院のフォローアップをしっかりと受けましょう。

よりよい発達のために、おうちで何かできることはありますか。 

 赤ちゃんは、触ってもらうのが大好きです。スキンシップや遊びによって体を動かしたり楽しいと感じたりするなど、刺激を受けることで、体や脳、心の発達が促されます。おうちでもたくさん抱っこや声かけをしたり、赤ちゃんと一緒に遊んだりしましょう。
  時にはおばあちゃんやおじいちゃんなど、周囲の多くの人との触れ合いが発達を促すこともあります。赤ちゃんにとって良い刺激となる環境をつくっていきましょう。

お絵描きに興味がなく、書いてもなぐり描きばかりで心配です。

 個人差はありますが、出産予定日から3歳くらいになると人の顔らしい絵が描けるようになっていきます。絵を描くこと自体が好きになることが大切なので、無理に描かせたり、線をなぞらせたり、点を結ばせるような課題ばかりではなく、自由に描かせて褒めたり飾ったりしてあげましょう。絵を描くことは将来的に文字を書く力に繋がっていきます。

意味のある言葉をなかなか話しませんが大丈夫でしょうか。

 個人差はありますが、出産予定日から1歳半頃までに意味のある言葉が1つでも出ているかどうかが目安です。言葉の発達がゆっくりな場合は、言わせようとすると余計に言わなくなってしまいます。場面にあった声掛けをして、言われたことの理解を発達させてあげましょう。
 また、ジェスチャーは身体で話す言葉なので、手遊びや生活の中でたくさん教えてあげましょう。言葉を話し始めて発音がうまくできないときは、無理に言い直しをさせないようにして、周囲の大人が正しい発音で話して聞かせてあげるとよいでしょう。

食事の時に席についていられないことや、集中して玩具で遊べないことがよくあります。落ち着きがないようで心配です。

 運動の発達がゆっくりなことがあります。動けるようになったことが嬉しくて一見落ち着きがないように見えることがあります。目的をもって動いているのであれば心配しすぎる必要はありません。
 落ち着きやすい環境になっているかも確認が必要です。おもちゃが多すぎたり、常にテレビがついていたりしないようにします。
 子どもの中には、体をたくさん動かすことが好きな場合があります。そのような場合は、食事の前にたくさん体を動かして遊んでみましょう。

反応に乏しく、模倣(もほう)や指さしをしません。大丈夫でしょうか。

 表情の多さや模倣・指さしを好むかどうかは、個性によるところも大きいので、それだけで心配する必要はありません。
 愛情があるからこそ、できないことに目が行きがちですが、その子の好きな遊びや働きかけでたくさん接してあげましょう。

仰向けからうつ伏せに寝返ったのですが、その逆ができないので、すぐに仰向けに戻してあげた方がよいですか?

 通常、寝返りで仰向けからうつ伏せになった後に、仰向けに戻れるようになるには1~2か月かかります。その期間がうつ伏せの発達を促します。慌てて仰向けにする必要はなく、眠ってしまったり、鼻がふさがったりした時のみ直してあげましょう。また、頭を上げるために好きなおもちゃの音やママ・パパの声や顔で励ましてあげましょう。
 頭が持続的に上がるようになったころに仰向けに戻れるようになります。

一度寝返りができたのですが、できなくなりました。
どうしてですか?

 初期の寝返りは横向きまでできると、自分の意思ではなく自然に寝返ります。その頃に「自分でもとに戻れないから」とすぐに仰向けにしてしまうことが多いと、うつ伏せでの発達が遅れ、寝返った後に頭が上がらず不快な思いをするため、その後、自分から寝返りをしなくなります。横向きではできても足で止めて寝返らないようにしていることもあります。このようになったら、うつ伏せの練習をしてあげましょう。上手になったら自分で寝返りを始めます。

お座りがなかなか出来なくて、心配です。

 赤ちゃんは頭が大きく、特に低出生体重児は頭部が大きく体がやや華奢なことが多いため、不安定になりやすく、お座りや抱っこで常にママやパパが支えていることが多くなりがちです。うつ伏せやよつばいをすることで、次第にお座りに必要な力が出来てきますので、うつ伏せで遊んであげましょう。

お座りは早くできたのですが、「よつばい」を全くしません。
大丈夫ですか?

 うつ伏せで頭を持ち上げて周りを見回すようになると仰向けよりもうつ伏せを好むようになり、最終的に「よつばい移動」に発達します。
 しかし、よつばいができなくても大丈夫です。ちゃんと次に進んでいけますので、もしお座りで移動するようなことを始めたとしても、できるようになったことをほめてあげましょう。

ひとりで立つこと、歩くことが苦手で心配です。 また、転びやすかったりするのですが、大丈夫でしょうか?

 目安としては、修正月齢1歳3か月~1歳半頃までにたっち・あんよができるようになることが多いようですが、それぞれのペースがあります。つかまり立ちができれば、壁づたいに歩く練習や、つかまっている物から物へ移動させることで筋力をきたえたり、両手をつないで歩く練習をして歩く楽しさを味わわせたりするのも効果的でしょう。
 主治医と相談しながら、その子のペースを見守りましょう。

手先が不器用なのか、箸や鉛筆をうまく持てないのですが、どうしたらよいでしょうか?

 箸を使う目安は鉛筆を3本の指でうまく持てるようになってからです。箸をうまく使えるようになるには、鉛筆で小さな丸が書けるくらいの指の発達が必要になります。うまく使えるように無理に持たせなくてもだんだんと指の動かし方を覚えて箸を使えるようになります。しつけ箸は手に障害がある場合には有効な場合もありますので、作業療法士などの専門家に相談しましょう。

赤ちゃんの退院に向けて準備することはありますか? 

 赤ちゃんの寝る場所を準備する、家の掃除をしておくなど、基本的には正期産で生まれた赤ちゃんと同じです。面会や搾乳などで大変なので、できる範囲で無理なく準備しましょう。
 服などについては、赤ちゃんが退院の際にどれくらい大きくなるか見当がついてからそろえても良いですが、素敵な物を見つけたら買っておいてもいいかもしれません。赤ちゃんがおうちに帰った時のイメージをふくらましてみましょう。
 また、退院してからの家族の役割分担を話し合ったり、かかりつけ医を探したりすることも大切です。
 退院した後に足りないところをおぎなうこともできるので、無理のない範囲で準備しましょう。

退院後、人ごみを避けた方がいいと言われました。いつまで避けるべきですか?おでかけはいつからしてもいいですか?

 早く生まれた赤ちゃんは、病原体から体を守る免疫力が未熟なので、感染症が起こりやすくなっており、退院後しばらくは人ごみを避けるようにと言われることもあります。
 おでかけができるようになるタイミングやその際に気を付けることについては、主治医に相談しましょう。

母乳が思うように出ないことがつらいです。

 ママの母乳には、成長に必要な成分が多く含まれていますが、授乳が辛くなったらひと休みしても大丈夫。母乳があげられない時はミルクも活用しましょう。低出生体重児用のミルクには赤ちゃんに必要な栄養がしっかり入っています。母乳が一番、母乳をあげたいと思われているかもしれませんが、ミルクで元気に成長している赤ちゃんはたくさんいます。
 母乳やミルクについて、不安なことがあれば、助産師や看護師などに相談してみましょう。 

入院中は授乳時間ごとにミルクを飲んでいたのに、退院したらミルクを残してしまったり、授乳間隔も一定ではなくなってしまいました。
たくさん飲んで大きくなってもらいたいので心配です。

 授乳量にムラが出てくるのも成長のしるしです。時にはミルクを残してしまうこともあります。
 また、母乳の場合には授乳量を確認するために授乳前後に体重を量るママもいるかもしれませんが、赤ちゃんの機嫌がよく、おっぱいやミルクを元気に飲めているようであれば大丈夫です。
 心配な場合には、健診や育児相談で体重の増えを確認してもらい、医師や保健師などに相談してみましょう。

ごはん(離乳食)をなかなか食べてくれません。 

 小さく生まれた子どもは、小食のことがよくありますが、年長以降になると心配なくなることがほとんどです。小食の場合は時間をしっかりと決めて4回食にしてみることもよいでしょう。好き嫌いが出てくるのは発達の証でもあります。中には、敏感なために触感やにおいなどが苦手で食べられなかったり、飲めなかったりするものがあります。
 無理強いせず、細かくして混ぜたり、一緒に準備をしたり、自分から食べられる工夫をすることが大切です。

 

乳幼児健診の通知が送られてきましたが、問診票にはできないことばかり・・・修正月齢で受けることはできませんか。

 お住まいの市町によっては、修正月齢で健診を受けることが可能な場合もあります。
 通知に記載されている連絡先に連絡し、健診の時期や受診について相談してみてください。
    保健師やかかりつけ医とも相談しながら、その子にあったペースで健診を受けましょう。 

 

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