被災地域の子供と子育て家庭を支援する「イクちゃんこども応援プロジェクト」
平成30年7月豪雨災害で被災した地域において、家屋の復旧作業を行う際の子どもの預け先や、子どもが安心して遊べる場所の不足、保育施設の被災等による保育サービスの低下などの課題がある一方で、地域住民や企業・団体等が子どもの一時預かりや子育て支援を行うなど、さまざまな取組が自発的に生まれました。
そうした状況を踏まえ、県では、被災地域での子供や子育て家庭を対象とした取組やボランティアとして子育て支援に関わりたい人をつなげるために、寄付を財源として「イクちゃんこども応援プロジェクト」を立ち上げ、地域のボランティアや企業等が主体となって「安心・安全な居場所」を提供するための様々な活動を支援しました。
報告書を作成しました。
プロジェクトを通じて関わった方々の支援活動を記録した報告書を作成しました。
親子が集える場所、物資提供、専門職による相談支援など、支援のカタチは様々ですが、
子供たちを笑顔にしたい―。想いはみんな同じです。
ぜひ、ご覧になってください。
イクちゃんこども応援プロジェクト報告会を開催しました。
当該プロジェクト関係者の実践事例を振り返るとともに、災害時の子供・子育て家庭に対する支援の必要性や、そこから見える日常の「地域まるごと子育て応援」について、私たちにできることを考えあいました。
【日時】
令和元年7月13日(土曜日)
第1部パネルディスカッション
- 子育て当事者・支援者による「子育て親子の居場所づくり」
- 子育て親子と団体の連携による「子どもの預かり」
- 企業の支援企画と被災地の保護者による「地域交流イベント」
<助言者>
(社福)広島県社会福祉協議会
広島県地域支え合いセンター専門相談員
LOCALISMLAB(ローカリズム・ラボ)
井岡 仁志 氏
<コーディネーター>
特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェロー・災害復興室
鈴木 まり子 氏
第2部ワークショップ「私たちにできること」
【場所】広島県健康福祉センター 8階大研修室(広島市南区皆実町1-6-29)
(報告会での参加者意見)
○事例報告者の行動力に感心し、自分も何ができるか改めて考える力となった。
○日ごろから地域の人たちとのコミュニティを大切にし、いざというときに頼りになる人を見つけておきたい。
安全・安心な居場所づくりの支援
被災地域の子供たちの安全・安心な居場所づくりを支援するため、子育て支援者や企業、(公財)ひろしまこども夢財団と連携し、子供の居場所づくりを行いたい方や保育ボランティアを募集したい施設等、保育ボランティアとして関わりたい方などに向けて、情報を取りまとめました。
子育て支援を行う居場所づくり(活動実績)
市町 | 名称等・実施場所等 | 支援の内容 |
---|---|---|
広島市 | 健康なんでも相談 (広島市南区霞一丁目 広島大学大学院) |
被災地域の妊婦さんと小さなお子様(乳児)の相談 |
呉市 |
こどもおたすけ隊 |
子育て親子の居場所の提供 |
呉市 | 安浦こどもひろば たけちまる (呉市安浦町 安浦会館和室) |
子育て親子の居場所の提供 |
竹原市 | 認定NPO法人ふれあい館ひろしま (竹原市中央2丁目) |
子供の居場所の提供 |
三原市 |
サロン リッケ |
子供の居場所の提供 |
三原市 |
いないいないばあ |
子供の居場所の提供 |
三原市 |
三原アレルギーの会 ひだまり |
子供の居場所の提供 |
県内6地域 |
特定非営利活動法人子どもネットワーク可部 |
子供の居場所の提供 |
物的支援について
「イクちゃんこども応援プロジェクト」の一環で、企業や団体から支援物資の提供がありました。公益財団法人ひろしまこども夢財団を通じて、子育て支援団体へお届けしました。
【これまでいただいた物的支援】
■株式会社ダッドウェイ(神奈川県横浜市)ほか
(広島大学大学院医歯薬保健学研究科からの紹介)
育児用品
■株式会社ダッドウェイ(神奈川県横浜市)
おもちゃ
■株式会社 ナチュラルサイエンス(東京都江東区)
(広島大学大学院医歯薬保健学研究科からの紹介)
スキンケア類(全身用ローション、アルコールジェル)
■認定NPO法人はままつ子育て支援ネットワークぴっぴ
(静岡県浜松市)
支援パック (タオル、ベビーフードなど)
■広島県庁職員Kidsウェアドライブ
衣類・絵本等
いただいた物資は支援団体へお届けしました!ありがとうございます!
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