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朝ごはん推進モデル事業について

印刷用ページを表示する掲載日2019年10月31日

朝ごはん推進モデル事業

朝ごはん推進モデル事業とは

 広島県では,平成30年度から,県内の全ての子供たちが朝食を食べることができる環境を整備し,子供の能力と可能性を高める基礎となる生活習慣を身に付けてもらうため,平成30年度からモデル事業に取り組み,事業に要する経費や運営方法,成果などを検証します。

朝食欠食の現状

・児童の朝食欠食率は全国的に平成25年度から増加傾向。
・令和元年度,本県の小学6年生の朝食欠食率は4.4%(平成25年度比1.4%増)。


欠食率

(文部科学省「全国学力・学習状況調査」)
令和元年度の小学6年生の欠食率を基に推計すると,県内の朝食を食べていない児童数は6,635人となる。

・また,毎日朝食を食べる子供ほど学力調査の平均正答率が高い傾向。
平均正答率
(文部科学省「全国学力・学習状況調査」)
(質問)あなたは生活の中で次のようなことをしていますか。当てはまるもの1つずつ選んでください。
(選択肢)「している」,「どちらかといえば,している」,「あまりしていない」,「全くしていない」

 

朝食欠食の理由に関するデータ

・児童の朝食欠食の理由は,多くが「食べる時間がない」,「食欲がない」などであり,生活習慣の乱れが原因ではないかと考えられる。

 朝食を食べない理由

 (文部科学省「平成26年度家庭教育の総合的推進に関する調査研究」)

事業の全体像

・朝食を食べていない理由により家庭を3つのグループに分類

・平成30年度はBグループについて,「親に負担なく安心して朝食が提供できる場があれば子供に食べさせることができるのではないか」という仮説の下,学校敷地内において朝食を提供することとした。 

 戦略図 

※県内の推計人数は,令和元年度文部科学省「全国学力・学習状況調査」における本県の小学6年生の朝食欠食率と文部科学省「平成26年度家庭教育の総合的推進に関する調査研究」を基に推計した。

モデル事業のスキームについて

◇実施場所 ~ 学校の敷地内(家庭科室,空き教室,児童館等)

◇実施主体 ~ 地域のボランティア団体等

◇食材調達 ~ 食品メーカー等の企業から無償提供

 (協力企業は,令和元年5月21日現在,16社)

◇県補助金 ~ 備品購入や施設設備整備などのイニシャルコストに限定(3,000千円/団体を上限に補助)

 

モデル事業の実施状況

これまでの成果

◇現在モニタリングしている各種調査の結果やアンケート調査などを見ても生活習慣が改善されているような顕著な数値の変化はまだ見られないが,担任教諭へのヒアリングや保護者アンケートでは明らかに子供たちに良い変化が見え始めている。

~担任教諭ヒアリング~
・朝食を提供する日は遅刻が減少傾向
・朝食を食べた日は授業に集中して積極的な姿勢が見える
・朝食提供日は元気があると感じる

~保護者アンケート~
・モデル校で事業に参加したことがある児童の保護者を対象に「参加するようになって子供の様子に変化があるか」アンケートを実施
・67名の児童の保護者が回答(複数選択可)

【調査結果】
アンケート

 

協力企業

※令和元年5月21日現在

味の素株式会社中四国支店

味の素

アヲハタ株式会社

アヲハタ

大塚製薬株式会社

大塚製薬

カゴメ株式会社

カゴメ

カルビー株式会社

カルビー

キッコーマン飲料株式会社

キッコーマン

キユーピー株式会社

キユーピー

株式会社サタケ

サタケ

昭和産業株式会社

昭和産業

食協株式会社

食協ロゴ

株式会社タカキベーカリー

タカキベーカリー

日本ケロッグ合同会社

日本ケロッグ

広島中央ヤクルト販売株式会社

広島中央ヤクルト

株式会社ますやみそ

ますやみそ

マックスバリュ西日本株式会社

マックスバリュ西日本

山口県東部ヤクルト販売株式会社

ヤクルト販売

(五十音順)

 

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