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宮島弥山展望休憩所の建替工事「完成」について 【営繕課からお知らせ】

印刷用ページを表示する掲載日2013年12月6日

工事の最新情報 ( 12/5PM6時00分 更新 )

11月29日を持ちまして,建替工事は完了いたしました。

新しい展望台についてのご質問は,次のリンク先へお問い合わせください。

弥山山頂へ登山を計画されていらっしゃる皆様へ

弥山登山をご検討中の皆様へ
平成25年1月に着工した弥山展望休憩所の建替工事は,11月29日に完成致しました。
工事期間中は,一部立入禁止になるなど皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしました。

新しい展望台の利用時間などの詳しい内容は,下のリンク先にて案内しています。
 ■ 新しい展望台に関するお問い合わせ先は,こちらのページで案内しています。 ■ 

現在の弥山山頂の様子 (12月5日更新)

工事着工前の様子(1月7日撮影)

新しい弥山展望休憩所(12月5日撮影)

展望台の写真 新しい展望台の写真

2.建替工事の様子を紹介しています。

 
 建替工事の様子をお伝えしたいと思います。
 
 535mの山頂で行われた建替工事は困難を極めました。
 新しくなった展望台をご覧頂くにあたり,どのようにして工事が行なわれたのかというところにも興味を持っていただけるとありがたいです。
 普段は目にすることのない工事の様子を紹介したいと思います。

仮設材運搬

2月5日

弥山山頂を上空から眺めた写真です。

山頂へはトラック等の車両が近付けないため,資材の運搬はヘリコプターによる「空輸作業」となります。

上空写真の写真
 

本格的な解体作業の開始です。
初日は,ヘリコプターによる仮設材の運搬を行いました。
3tの重機が空に浮かぶ光景は圧巻でした。

仮設材運搬の写真

 

包ヶ浦をヘリポートとして使用します。

ヘリの空路等を事前に申請し許可を得なければなりません。

包ヶ浦の写真
  地元のテレビ局が取材に来られました。
報道用ヘリコプターで上空からの撮影も行われました。
取材の写真
 

今回使用する機体です。

日本に数台しかない大型ヘリで,約3tまで運ぶことができます。

ヘリの写真1
  パイロットの操縦技術はすばらしいです。
目的の位置・高度にピタリと止まります。
ヘリの写真2
 

ヘリコプターの自重が約7t,資材が3t,計10tが空中に浮かびます。
ヘリコプターの羽がフルパワーで回転するため,発せられる風がすさまじく最大で風速45mにもなります。作業員はヘルメットのほかにゴーグルの着用が義務付けられます。

ヘリの写真3
仮囲い設置
2月7日

まずは,単管を組んで仮囲いを設置します。
解体作業による粉塵が周囲に飛び散らないように養生シートを貼ります。
(火花が飛び散ることもあるため防炎シートで,建設工事には欠かせないプロセスの一つです。)

仮囲い設置の写真
     

解体作業の流れ(2月8日~ 随時更新します。)

2月8日

本格的な解体作業がはじまりました。

平地であれば,重機を使うところをR階については手ハツリで行いました。
山頂での作業は,いろいろなところで条件が厳しいです。

いずれにしても,安全第一で進めたいと思います。

解体の写真1

2月9日

天候に恵まれ順調なスタートです。 解体の写真2

2月12日

展望台の2階は柱と床で構成されており,壁がないので効率よくどんどん進みます。 解体の写真3

2月13日

弥山山頂は大変狭く,作業スペースが限られているため,コンクリートガラを梱包し,整理しながらの難工事です。

手前の重機はカニクレーンと呼ばれるもので,急傾斜地などの条件の悪い土地で使用されます。
自在に動く4本の足とキャタピラーが特徴です。

解体の写真4

2月14日

荷造りに使用するのは,カニクレーンです。(画像,手前の重機)
山頂の岩に傷を付けないように,慎重に積上げます。

解体の写真5

2月15日

展望休憩所の形がほとんどなくなりました。
作業スペースが狭いため,解体作業と梱包を
同時並行して行わなければなりません。

梱包方法は,空輸専用の荷造りです。空輸中に廃材が落下することのないように大変慎重に梱包されます。作業は,講習を受け,荷造りに熟練した職人が担当します。

解体の写真6

2月16日

今週の作業で建物上部の解体はほとんど終わりました。来週からは,地階部分の解体に入ります。 解体の写真 2/16
2月18日 先週の作業で1階部分は完了しました。 解体の写真 2/18
2月19日

狭い山頂の作業は困難を極めます。
考えられるギリギリの作業スペースを確保し,さらに周辺の岩に傷をつけないよう,非常に慎重に作業を進めます。
天候に恵まれたこともあり,順調に進んでいます。
今日から,地階部分の解体に取り掛かりました。

解体の写真 2/19


2/19の写真

2月20日 地階部分も柱だけになりました。 2/20の写真
2月21日

2月26日から2月28日の3日間,2回目のヘリコプターによる空輸作業を行うことになりました。(*天候によります。)

コンクリートガラを梱包し包ヶ浦へ運びます。

2/21の写真
2月22日

2月26日からの空輸作業に向け,梱包作業を急ぎます。

梱包作業は,ベテラン作業員3人組みで行います。手際よく進められるため,1袋の作成に約10分程で終わりが,これはかなり早いタイムです。

梱包作業の写真
2月23日

梱包作業が進んでいます。

現場もかなりスッキリしました。

2/23の写真
2月25日

明日の空輸作業を前に,かなりスッキリしました。

残っているガラの梱包が終われば準備OJです。

2月26日の写真1

2月26日

2月27日

コンクリートガラも丁寧に梱包され,すっかりバケットだらけになりました。
これからヘリコプターによる輸送がはじまります。
(詳しくは,下の2回目の空輸をご覧になってください。)

この梱包されたベケットですが,なんと300個もあります!!

2月26日の写真2


2月26日の写真3

2月28日 2月26日,2月27日の2日間で山頂に溜まっていたコンクリートガラ等が全て運び終えることができました。
今回は,天候の影響を少し受け,27日の午前中はヘリコプターが飛ぶことができませんでした。やはり,空輸というのは難しいです。
2月28日の写真
3月1日

昨日から,旧展望台の基礎の解体がはじまっています。
解体工事としての最終段階です。

弥山は,文化財保護法によって規制されているため,文化財の調査を行いながらの解体作業となります。
文化財の調査も問題なく無事に終わりました。
この後,木造トイレの解体に取り掛かります。

 

3月1日の写真
文化財調査の写真1
文化財調査の写真2
3月2日 木造トイレはあっという間になくなりました。残るは,基礎だけです。
山頂の工事は安全確保等の面で非常に難しいのですが,解体作業に当たっている作業員の皆様の連携と腕の良さで効率よく作業が進んでいます。流石です。
木造解体の写真
3月4日 木造トイレの基礎も撤去し終わりました。
これで,一連の解体作業はほぼ終了になります。
3月5日の写真
3月5日 今日から,廃材の梱包作業がはじまりました。
あと一息で,終了です。
3月7日の写真1
3月7日

梱包作業もほぼ終わりました。

見事に整列されたバケット。
作業員のみなさんの腕の良さが見て取れますね。流石です。

3月7日の写真2
3月8日

現在の弥山山頂の様子です。
すっかり何もなくなりました。

ヘリコプターを使った輸送の日程が決まりました。

3月13日の予定です。山頂は全面封鎖となりますので,登山を検討していらっしゃる方は,ご注意ください。※ただし,天候不良時には,翌日へ延期されます。

3月8日の写真
3月9日

すっかり整理し終わりました。

3月13日の搬出を待つだけとなりました。

3/11の写真
3月25日

本日,完成検査を行いました。解体工事は,これにて完了。
次は,いよいよ新築の着工です。

解体完成の写真1
解体完成の写真2
ヘリコプター空輸作業(2回目)

2月26日

2月27日

ヘリコプターによる搬送作業がはじまりました。
天候が心配されていましたが,何とか飛ぶことができました。

こちらは山頂側の様子です。
上空から撮影した山頂です。
山頂は,大変危険なため,全面封鎖させていただきました。

すさまじい風圧であらゆるものが吹っ飛ぶため,バリケードなども一時的に撤去してあります。

全面封鎖にご理解いただき,ありがとうございました。
皆さまのご協力により,順調に作業を進めていただくことができました。

 

空輸の写真1


空輸の写真2


空輸の写真3
山頂の写真

 


こちらは,包ヶ浦ヘリポートの様子です。
山頂からどんどん運び降ろします。

右の写真が今回使用したヘリコプターです。前回と航空会社が異なることから,ボディーカラーも違いますが,同型ヘリです。3tまで運ぶことができます。


ヘリコプターの近くまで行きましたが,風速45m/sを舐めていたため,体が吹っ飛んでしまい,危うく怪我をするところでした。

ヘルメットが脱げて転がって行きましたが,一度転がりはじめるともう止まりません。
ヘリコプターから発せられる風速は,かなり危険であることを身をもって実感させられました。
ヘリコプターによる作業が珍しいこともあって,見学にいらっしゃった方をお見受けしました。
安全な位置からご覧頂いていましたので問題はなかったと思います。ご協力ありがとうございました。


今後,見学をされる方も,大変危険なので,どうか立入禁止区域には立ち入らないでください。本当に体が吹っ飛びます。
少し離れた立入禁止区域の外からでも十分にご覧頂くことができますので,ご協力よろしくお願いします。(何分,ヘリコプターがデカイ!ものですから。。。)

 

へりの写真1
へりの写真2
ヘリの写真3
ヘリコプター空輸作業(3回目)
3月14日 解体工事の最後の空輸を行ないました。
すっかり何もなくなってしまった山頂の航空写真をご覧ください。
4月からは,新しい展望台の建設に着工します。
航空写真の写真1
    航空写真の写真2

新しい展望台のお知らせはこちらでご案内しています

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