広島県のシンボル
広島県のシンボルには県章(けんしょう)、県の鳥、県の木、県の魚があります。
これらのシンボルがどのようにして決められたのか見ていきましょう。
県章(けんしょう)
県章(けんしょう)は昭和43年 《1968年》 7月16日に制定(せいてい)されました。
みなさんの身近なもので言うと、会社における〔社章(しゃしょう)〕、学校における〔校章(こうしょう)〕とおなじようなものです。
この県章(けんしょう)は広島県の頭文字(かしらもじ)の「ヒ」を図案化(ずあんか)したもので、円によって県民の和と団結を表現しています。
また、そのかさなりによって伸(の)びゆく広島県の躍進(やくしん)と発展(はってん)を象徴(しょうちょう) 《シンボル》 しています。
県の鳥(けんのとり)
広島県の県を象徴(しょうちょう) 《シンボル》 する鳥は〔アビ〕です。
アビは、北極(ほっきょく)やアジア大陸(たいりく)の北部で夏に繁殖(はんしょく)し、冬に南下してくる渡(わた)り鳥(どり)です。
アビが広島県の鳥に決まったのは、昭和39年 《1964年》 7月13日です。
瀬戸内海(せとないかい)では特に、呉市(くれし)の豊島(とよしま)周辺(しゅうへん)が『アビ渡来(とらい)群游(ぐんゆう)海面(かいめん)』として、国の天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定(してい)されています。
県の木(けんのき)
広島県の県を象徴(しょうちょう)≪シンボル≫する木は、[モミジ]です。
モミジは、カエデ科 《葉がカエルの手の形ににている木の仲間》 の木をさし、広島県には、イロハモミジやオオモミジなどがあります。
また、紅葉(こうよう) 《秋に葉が赤や黄色くなる》 がとても美しくなるのが特徴で、県内には、宮島(みやじま)、三段峡(さんだんきょう)、帝釈峡(たいしゃくきょう)などのモミジの紅葉(こうよう)が美しい名所(めいしょ)がたくさんあります。
そして宮島(みやじま)では、もみじ饅頭(まんじゅう)という全国的に有名な お菓子(かし)も作られています。
モミジが広島県の木に決まったのは、昭和41年 《1966年》 9月12日です。また、県の花は正式に決められていませんが、県民になじみが深いことから、モミジを県の花としています。
県の魚(けんのさかな)
広島県の県を象徴(しょうちょう) 《シンボル》 するさかなは〔カキ〕です。
広島のカキは、約450年前から養殖(ようしょく)されている、代表的な水産物です。
カキが広島県のさかなにきまったのは、平成2年 《1990年》 9月6日です。