○令和3年度の公務災害の発生件数は,前年度と比較して95件増加した。職種別では,「義務教育学校以外教育職員」及び「警察職員」26件増,「そのたの職員」44件増であった。
○公務災害の発生件数の推移を見ると,令和元年度までは,職員数の影響により認定件数の増減を繰り返していた。
令和2年度は,新型コロナウイルス感染拡大による,各種イベントや大会行事等が中止されたことで,災害発生が減少した。
令和3年度は,新型コロナウイルス感染症の拡大と収束が繰り返される中,大会行事等の再開や出張の増加などにより,災害発生が大幅に増加した。
認定件数 平成24年度 380件→令和3年度 467件 (87件増)
災害発生率 平成24年度 7.3件/千人→令和3年度 10.0件/千人 (2.7件/千人減)
○令和3年度の通勤災害の発生件数は,前年度と比較して12件減少した。
○通勤災害の発生件数,職員千人当たりの災害発生率の推移を見ると,この10年間でやや増加傾向であったが,令和3年度は大幅に減少した。
認定件数 平成24年度 31件→令和3年度 50件(19件増)
災害発生率 平成24年度 0.6件/千人→令和3年度 1.1件/千人 (0.5件/千人増)
○広島県支部の負担金に対する災害補償費や福祉事業費の給付金額の比率(給付率)は,近年は横ばい傾向となっている。