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令和7年度広島県食育推進功労者表彰式

印刷用ページを表示する掲載日2025年10月14日
 令和7年10月9日(木曜日)に広島県庁において、広島県食育推進功労者の表彰式を行いました。
 この表彰は、食育の推進に関する活動の一層の促進を図るため、本県の食育の推進に多大な貢献があり、特に功労のあった方を表彰し、その功績を称えるものです。

表彰式の概要

  • 日時 令和7年10月9日(木曜日)午後2時半から
  • 場所 広島県庁北館 第1応接室
  • 被表彰者 4名:食生活等分野(個人2)、学校等教育分野(個人1)、農林水産業分野(団体1)
  • 授与者 山根健嗣副知事
  • 立会人 森脇弘子(県立広島大学教授、広島県食育推進会議委員)

受賞された方

写真は左より、江田島市食生活改善推進員協議会 山下忠子様、福山市食生活改善推進員協議会 岡田 幾香様、山根副知事、有限会社トムミルクファーム 沖 正文様、森脇弘子様

集合写真 

1 食生活等分野

岡田 幾香 様

​食生活改善推進員として、減塩、バランスのとれた食事、フレイル予防など食を通して子どもから高齢者まで地域の人たちの健康づくりを改善・推進されています。

健康ふくやま21フェスティバルなど複数のイベントで試食や献立を提供し、毎年幅広い世代へ食育啓発活動を行われています。

地域の食材を使ったレシピ紹介、試食を行い、地産地消の啓発活動を行っているほか、次世代へつなぐ郷土料理を伝承するため、レシピ集作成に携わり、地域でも郷土料理の料理教室を行われています。

金江学区で小学校児童対象にクリスマスケーキ作りを 2007 年 から行っており、全校生徒約 100 人の小学校にもかかわらず、毎年 60 人のこどもが参加し、大変好評で、食を通してイベントを楽しむ機会となっています。

山下 忠子 様

食生活改善推進員として、ライフステージや地域特性に応じた事業を企画し、幅広く継続した活動を行われています。 江田島市では人口減少や高齢化が進む中、年々活動回数と参加者は増加しており、江田島市の健康づくりのポピュレーション事業の一部を担われています。

生活習慣病予防では推定食塩摂取量の評価、フレイル予防で は 10 品目調査などを行い、自身の食事を振り返る機会を創出してきました。調理実習を行うことで、家庭でも実践しやすい工夫を提案してきました。また、高齢化率が約 46%と高い江田島市を危惧し、高齢者の栄養バランス面と誰もが好む料理をベースとした事業検討をして、カレー会の開催につなげました。この会は、外国人やファミリー層の参加にも広がり地域コミュニティ拡大にも寄与しました。なお、今までアプローチができていなかった高齢男性に対し、男性料理教室を提案し開催につなげました。

市内3中学校で毎年郷土料理出前教室を主導しており、若い世代の食文化の継承、食の大切さや地域への愛着を育む活動貢献してきました。

南海トラフ巨大地震等の地震に対する備えとして、食料や飲料の備蓄が必要とされており、講習会等において食料のローリングストック及びポリ袋クッキングなどを紹介し、幅広い人への啓発活動を行っています。

2 学校等教育分野

飯田 典久 様

小児科専門医としての知識や経験を活かし、自院の診療業務 に加え、広島市立大河小学校学校医、広 島大学附属小学校学校医、大河保育園園医を務め、園や学校での食育活動に積極的に関わり、生徒の食育推進に寄与しています。主に、南区内の公立小中学校養護教諭を対象とした講演会を毎年開催しており、食物アレルギー、肥満、成長をテーマに食育に関する講演を行い、食の大切さに関する啓発活動を継続しています。

その他、平成 20 年2月に広島市南区医師会園医・学校医委員会の委員に就任、平成 26 年6月からは委員長を務めており、学校保健の向上や、学校生活における新型コロナウイルス感染症等の感染症拡大を防止する感染症対策活動に尽力しています。

3 農林水産業分野

有限会社トムミルクファーム 様

常に消費者交流を意識した行動を実施され、学校児童を始め、消費者に対し食育について語り続けてこられました。

平成 10 年の設立以降、学校の社会見学を年間5校以上受け入れています。平成 23 年~令和1年までは、宿泊施設で年間 3,000 ~5,000 人に、酪農教育ファームを活用した食育の学びを提供されました。令和6年から、地域の他産業者と連携し農村を核とした 食育や体験学習を提供しており、家畜伝染予防法に対応した体験受け入れは年間 1,000 人、牧場見学年間 5,000 人の実績があります。

活動の特色としては、一般社団法人 J ミルクの推奨される 「土日みるく」を伝える活動(給食のない休日は、おうちで牛乳を飲もう)のほか、 牛と人類のつながりという歴史から家畜の価値観をひもとき、乳牛は母親である事、日々母乳を供給してくれ、休む事なく恵んでくれる事、土日や祭日もない事など、酪農において 「食と命」を伝えられています。 

これまでの被表彰者

 広島県食育基本条例(平成18年10月16日、条例第56号)において、「県は食育の推進に功労のあった者の顕彰に努めるもの」としています。

  これまで平成19年度から令和6年度までの被表彰者数は、個人が35人、団体が28団体です。

 

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