広島県子供議会を開催しました！

　好天に恵まれた10月13日（土曜日）に，広島県と広島県議会の共催で「広島県子供議会」を開催しました。

　模擬県議会の開催前には，子供議員の任命式や，県議会議員との交流会が行われました。その様子をお知らせします。

開催日・場所

• 日時　平成30年10月13日（土曜日）
• 場所　広島県議会議事堂ほか

当日の様子

子供議員任命式

　県内17市町から集まった小学校５年生から中学校３年生までの41名が子供議員に任命されました。

　任命式では，山木県議会議長から一人ひとりに任命書が手渡され，「みなさんはしっかりと勉強してきたと聞いています。自信をもって，自分の伝えたいことを議場の皆さんに披露してください。生き生きとした発表に期待しています。」と，激励の言葉をいただきました。

そして中本議会改革推進委員長から，議員バッジが交付されました。

　その後，６つのグループに分かれて県議会議員と交流し，日ごろの議員活動の内容を聞いたり，質問や意見発表をうまく行うコツなどを教わりました。

模擬県議会が始まりました

午後から始まった模擬県議会では，議場や傍聴席に集まったみなさんから拍手で迎えられて入場しました。そして，議長から子供議会の会期について提案があり，子供議員のみなさんからの「異議なし」との声で，会期を本日，１日とすることに決定しました。

議場で真剣に，質問や提案を発表しました

山木議長から，あらためて子供議員を歓迎し激励しますとの言葉があり，湯崎知事からは「今回，広島県の未来について，本気で考えてくれた質問や提案に，私も精一杯答弁し，これからの県政に活かしていきたい」とあいさつをいただきました。

そして，いよいよ発表です。６つのグループごとに全員が登壇し，「10年後の広島県が〇〇じゃったらええのになぁ」をテーマに，事前の勉強会でアイデアや意見を出しあい，活発な議論をしながらまとめた質問や提案を，知事や県議会議員の前で発表しました。

　グループ別の質問・提案テーマは次のとおりです。

子供議員はみんな，大きな声で堂々と発表できました。今日の発表まで，何度も質問・提案文を書き直し，家で読む練習をして，しっかりと準備をしてきました。自分たちが考えた「おもいやり駐車場」をあらわすマークをパネルにして発表したグループもありました。

また，今日のサポートも含めて一緒に活動し，励ましたりアドバイスをくれたりした大学生サポーターや，保護者，学校の先生方にも応援していただきました。

子供議員の広島県をよくしたいという真剣な提案に，知事をはじめ，教育長，局長から「活用方法を検討したい。」や「取り組んでいきたい。」など，前向きな答弁を聞くことができました。また，「みなさんと一緒に取り組んでいきましょう。」という答弁もありました。子供議員たちは答弁された内容について，しっかりとメモをとっていました。

模擬県議会閉会

閉会にあたって，湯崎知事から，「広島県の未来のために一生懸命考え，しっかりと自分の意見を発表し，答弁をメモする姿を見て，非常に頼もしく思いました。この子供議会の体験だけでなく，これからもいろいろな社会問題に関心を持ち続けることが大切です。」と，これからの広島県を担う子供議員に期待する言葉をいただきました。

　最後に，山木議長から，子供議員の活動にねぎらいの言葉をいただくとともに，「今日の経験を生かし，今後も社会全体について広い視野を持ち，さらに勉強を続けてください。みなさんの中から，将来，この場に議員として戻ってくる人が出ることを期待しています。」と講評をいただきました。

模擬県議会をもって，子供議員としての活動は終了しました。子供議員のみなさん，意欲的に活動に参加していただき，ありがとうございました。

そして，子供議員をサポートいただいた大学生サポーター，保護者，学校関係者のみなさん，ご協力ありがとうございました。子供議員のみなさんが，それぞれの学校や地域で，今回の経験を生かして活躍してくれることを期待しています。

　なお，広島県子供議会の模様は，Youtubeで配信していますので，ご覧ください。