リレーメッセージ 看護職を目指すみなさんへ Vol.2
今回のリレーメッセージは、公立学校共済組合中国中央病院で助産師として働く、就職2年目のTさんに、新人期のことや助産師の魅力などをお聞きしました。
身近な先輩ナースのリアルな経験談などを、ぜひ、今後の就職活動の参考にしていただければと思います。
助産師を目指したきっかけはなんですか?
私の母は不育症と診断され、妹を出産するまでに何度も流産や死産を経験しました。そのたびに、助産師さんが母や私たち家族に寄り添い、精神的に支えてくださいました。
また、妹の出産に立ち会った際には、命が生まれる瞬間の感動と尊さを強く感じました。こうした経験から、私も人の心と命に寄り添える助産師になりたいと思うようになりました。
新人の頃は大変なことがあったと思いますが、大変だったことやその時どんな風に乗り越えていったかを教えて下さい。
新人の頃は慣れない環境や緊張感の中で、覚えることの多さに圧倒され、毎日が必死でした。特に妊産婦さんへの対応など、実践的なことに戸惑う場面が多くありました。
しかし、先輩方がいろいろアドバイスをしてくださり、同期と励まし合うなど周囲に助けられながらひとつずつ壁を乗り越えて来られたと思います。
看護の仕事を続けていて良かったと思う事や、看護の仕事をしていて楽しいと思うのはどんなときですか?
お産に立ち合い、赤ちゃんの産声を聞いた瞬間はとても感動します。
新しい命の誕生に立ち合い、お母さんやご家族の笑顔に触れられることは喜びであり、毎日のやりがいにつながっています。
更に、育児に悩むお母さんに寄り添い、赤ちゃんと共に歩む日々を支えられることも、この仕事を続けて良かったと実感する瞬間です。
休みの日の過ごし方など、仕事とプライベートを切り替えるコツなどを教えて下さい。
仕事の日は気が張る場面が多いですが、休みの日はしっかり気持ちを切り替えてリフレッシュするように心がけています。
同期や友達と食事に出かけることや好きなドラマ・映画を見てのんびり過ごす時間がエネルギーの充電になっています。
オンとオフを上手に切り替えることで、仕事にも前向きに向き合うことができています。
これから、看護職として就職を考えている後輩達にメッセージをお願いします。
看護の仕事は大変なこともありますが、患者さんやご家族の笑顔に出会えるたびに、この仕事のやりがいを実感できます。
最初は不安もあると思いますが、先輩方や同期など周りに助けられながら一歩ずつ進んでいけるので大丈夫です。
みなさんと一緒に頑張っていけたら嬉しいです。
看護管理者からのメッセージ
公立学校共済組合中国中央病院
看護部長 喜多村 道代
当院は福山市北部にある病床数243床の一般急性期病院で、地域医療支援病院として救急医療、呼吸器・血液を中心としたがん医療、周産期医療を担っています。
Tさんは、いつも明るい笑顔でその場の雰囲気を和ませてくれており、妊産婦さんにとっても身近で心強い存在になっています。
昨年度助産師の入職は1名でしたが、入職後3週間の新人集合研修と月1回の新人研修で親睦を深め、同期と励まし合い、リフレッシュしながら日々頑張っています。
当院看護部は「その人らしさを大切にする看護」をめざし、患者さんの尊厳を守ること、ひとりひとりの患者さんと向きあうことを心がけた看護を提供しています。
患者さんの人生に寄り添うことはつらいこともありますが、「看護」を通して学ぶこともたくさんあります。
当院では2か月に1回、偶数月に病院見学会を開催しています。
当院に少しでも興味を持った方は、是非お越しください。福山北部の静かな環境で一緒に「その人らしさを大切にする看護」をめざしましょう。
<公立学校共済組合中国中央病院>
ひろしまナースネット「病院をさがす(求人情報等)」>「公立学校共済組合中国中央病院」ページへのリンク
⇒ https://www.pref.hiroshima.lg.jp/nurse-net/5162.html