令和7年10月18日土曜日に三次市において、広島県と三次市共催で、災害時における防災関係機関の緊密な協力体制を確立し、地域住民の防災意識を高めることを目的として「令和7年度総合防災訓練」を実施しました。
訓練の想定では、三次市直下型地震マグニチュード6.9の発生により、市街地を中心に最大震度6強の揺れを観測し、1,000 棟を超える建物の倒壊や大規模な火災、道路の損壊等が相次ぎ、複数の死傷者が出ると同時に、電気・ガス・水道・電話等のライフラインにも大きな被害が発生し、一部地域では孤立集落が発生しているというものです。
三次市の地理的条件を考慮し、各機関が連携した陸・空からの災害対応活動を実施し、特に舟艇を活用した救援活動や、ドローンによる通信機器輸送(スターリンクの組立設置訓練及び通信訓練)を実施しました。
訓練参加機関(42機関・総勢約200名)※順不同
自衛隊広島地方協力本部、陸上自衛隊第13 旅団、海上自衛隊呉地方隊、航空自衛隊西部航空方面隊司令部、在日米軍基地管理本部、中国地方整備局、中国総合通信局、中国四国管区警察局、公益社団法人広島県トラック協会、日本赤十字社広島県支部、一般社団法人広島県警備業協会、中国電力ネットワーク株式会社、西日本高速道路株式会社中国支社、NTT西日本株式会社中国支店、株式会社NTTドコモ中国支社、ソフトバンク株式会社、KDDI株式会社、楽天モバイル株式会社、西日本段ボール工業組合、ティーエスアルフレッサ株式会社、大信産業株式会社、広島県隊友会、スターライト工業、株式会社ダイワテック、三次地区生コン協同組合、三次市環境衛生清掃協議会、三次建設業協同組合、三次ケーブルビジョン、県立広島病院、三次市立中央病院、広島県立三次看護専門学校、広島県警察本部、三次警察署、広島市消防局、安芸高田市消防本部、北広島町消防本部、三次市消防団、三次市自主防災組織、三次市女性消防組織、備北地区消防組合、三次市、広島県
訓練種目
シェイクアウト訓練、災害対策本部設置(災害広報の実施)、被害状況把握・情報収集伝達訓練、住民等による避難誘導・初期消火・簡易的な救出、現地指揮本部の設置、応急救護所開設運営、医療機関による応急救護、航空機による孤立者救助等、道路啓開、航空機による国の緊急支援物資の輸送、 ドローンによる通信機器輸送(スターリンクの組立設置訓練及び通信訓練)、車両多重衝突救助(一部は埋没車両)、倒壊建物救助、舟艇による孤立者救助等、 航空機による広域医療搬送、 密集地建物火災防ぎょを実施しました。
訓練の様子
シェイクアウト訓練・被害状況把握・情報収集伝達訓練・住民等による初期消火
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シェイクアウト訓練
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西日本高速道路株式会社による被害状況把握・情報収集伝達訓練
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十日市自主防災連合会による初期消火
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医療機関による応急救護・航空機による広域医療搬送
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日本赤十字社による応急救護
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海上自衛隊、日本赤十字社による応急救護所の開設
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広島市消防航空隊、北広島町消防本部による広域医療搬送
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航空機による国の緊急支援物資の輸送・ドローンによる通信機器輸送・スターリンクの組立設置訓練及び通信訓練
| 陸上自衛隊、隊友会、広島県トラック協会による国の緊急支援物資の輸送 |
ひろしまドローン活用推進協議会による通信機器輸送 |
広島県、三次市によるスターリンクの組立設置訓練及び通信訓練
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航空機による孤立者救助等・道路啓開・舟艇による孤立者救助等
車両多重衝突救助・倒壊建物救助・密集地建物火災防ぎょ
防災展示