意見書(北朝鮮の核実験実施に対する意見書)平成21年5月臨時会
発議第5号
意見書
北朝鮮の核実験実施に対する意見書
北朝鮮は、世界各国が核兵器の廃絶と恒久平和に向けたたゆまぬ努力を続けている中にあって、5月25日に2回目の核実験を強行した。本年4月のミサイル発射に続くこのたびの核実験は、北朝鮮に対して、いかなる核実験または弾道ミサイルの発射も禁じた国連安全保障理事会決議1718に明確に違反する行為である。こうした北朝鮮の暴挙は、我が国のみならず、北東アジア及び国際社会の平和と安全に対する極めて重大な脅威であり、国際社会に対する看過しがたい挑戦として断じて許すことができないものである。人類で最初の原子爆弾が投下された広島の平和に対する強い願いを考えるとき、本県議会としては、このたび、核実験が行われたことに対して、強い憤りを覚えるところであり、核実験はもとより、今後一切の核開発の放棄が実現するよう強く求めるものである。よって、政府におかれては、二度とこのような行為を繰り返すことのないよう、北朝鮮に対して毅然とした姿勢で強く抗議するとともに、我が国による制裁強化は言うまでもなく、国際社会との連携をより一層強化し、北朝鮮の脅威から我が国を守るための、あらゆる措置を講じられるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年5月29日