意見書(私学助成の充実強化を求める意見書)
発議第13号
意見書
私学助成の充実強化を求める意見書
私立学校は、建学の精神に立脚し、新しい時代に対応した特色ある教育を展開し、公教育の発展に大きく貢献している。しかしながら、少子化と長期にわたる景気低迷の中にあって、私立学校を取り巻く経営環境は、一段と厳しい状況になっており、その存続をも大きく揺るがしている。公教育の将来を考えるとき、公私相まっての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請にもこたえ得るものである。このようなことから、私立学校振興助成法第1条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立学校の経営の健全性を高めていくことが強く求められている。よって、国におかれては、私立学校教育の重要性とその現状を認識され、私学助成制度に係る財源措置の一層の充実強化に努められるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。