決議(資源循環型社会構築に関する決議)
発議第1号
決議
資源循環型社会構築に関する決議
20世紀の経済成長を支えてきた「大量生産、大量消費、大量廃棄」型の社会経済システムは、自然界で長い年月をかけて形成・蓄積されてきた資源やエネルギーを短期間で消費し、物質的な豊かさや利便性と引きかえに、さまざまな汚染物質や廃棄物を排出してきた。この結果、地球温暖化、オゾン層の破壊などの地球環境問題や、ダイオキシン・環境ホルモンなどの有害化学物質問題をも引き起こすに至り、地球上のあらゆる生物の生存基盤を脅かしかねない状況となっている。未来の世代とも共有する限りある資源・エネルギーを有効に活用し、将来にわたって健全な経済発展を持続させるためには、社会経済システム全体を「資源循環型」のものへ転換させていくことが、不可欠かつ緊急の課題である。よって、本県議会は、環境の世紀と言われる21世紀を目前に控え、社会を構成するあらゆる主体が、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な資源循環型社会の構築に向けた取り組みを推進することを表明する。
以上、決議する。