意見書(化学物質過敏症に関する研究の一層の推進を求める意見書)令和8年9月定例会
発議第9号
意見書
化学物質過敏症に関する研究の一層の推進を求める意見書
化学物質過敏症は、日常生活の中で使用される家庭用品や建築材料、農薬、化粧品、柔軟剤等に含まれる微量の化学物質に反応し、頭痛や全身倦怠感、呼吸困難など多様な身体症状が生じる疾患である。
この疾患の病態や発症メカニズムは未解明な部分が多いことから、客観的な診断基準が確立しておらず、専門的治療を行える医療機関が極めて少ないのが現状である。現時点で科学的知見が十分に確立されていないことを踏まえれば、特定の化学物質や製品を一律に原因とみなし、その使用を制限することについては慎重な検討が必要である。
一方、洗剤、化粧品などの香りや除草剤、農薬の散布によって、頭痛や吐き気、呼吸困難などの体調不良を訴え、日常生活に困難を来している人がいることから、客観的診断基準や治療法を早期に確立するためにも、化学物質過敏症に関する科学的知見の充実を図ることが重要である。
よって、国におかれては、化学物質過敏症の病態の解明に向けた研究を一層推進されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和8年10月6日







