意見書(新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書)令和3年2月定例会
発議第1号
意見書
新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書
新型コロナウイルス感染症は、全世界での累計感染者数が1億人を超え、依然として、猛威を振るい続けている。我が国においても、首都圏のみならず地方でも感染が広がり、深刻な状態が続いている。
こうした中、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて期待されるワクチンについて、2月中旬に医療従事者に対する先行接種が始まったところである。
また、感染拡大防止対策として長期にわたる飲食店等の営業時間短縮要請や外出自粛要請により、飲食店はもとより、飲食店への納入業者や食材生産者、運搬事業者など多くの関連事業者、ホテル・旅館、観光施設、土産物店、交通事業者など幅広い業種で深刻な影響が出ている。
さらに、雇用情勢が深刻化し、離職者は増加するとともに、新規学卒者の就職にも大きな影響が出ており、これらについて早急に対策を強化しなければならない。
よって、国におかれては、次の事項について措置を講じられるよう強く要望する。
1 新型コロナウイルスのワクチンの接種について、市町や医療機関等が連携して円滑に実施できるよう接種体制の整備を支援すること。
2 飲食店の営業時間短縮要請や外出自粛要請により影響を受けている多くの事業者に対し、引き続き積極的な支援策を講じること。
3 深刻化する雇用情勢に対応するための対策を早急に講じること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和3年3月16日