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意見書(豚コレラ対策の強化を求める意見書)令和元年9月定例会

印刷用ページを表示する掲載日2019年10月4日

発議第9号
意見書
豚コレラ対策の強化を求める意見書

  昨年9月、国内で26年ぶりに豚コレラの発生が確認されて以降、複数県に感染が拡大し、これまで14万頭以上が殺処分されるなど甚大な被害をもたらしているが、豚コレラの発生原因及び感染経路はいまだ解明されておらず、今後、全国的な感染拡大につながるおそれもある。
  国は豚コレラ対策として、養豚場の豚へのワクチン接種を実施する方針を固めたところであるが、豚コレラが発生した地域では、出荷量が大幅に減少するなど、流通も含め、業界全体として大変憂慮すべき状況となっており、また、食肉価格の上昇にも波及するなど、国民生活への影響が懸念される。
  さらに、訪日外国人旅行者の増加や市場のグローバル展開などに伴うアフリカ豚コレラなどの国内侵入リスクも高まっている。
  よって、国におかれては、今回の事態を国家レベルの危機事案と受けとめ、感染の拡大防止、撲滅に向け、総合的な豚コレラ対策の強化を図るため、次の事項について措置されるよう強く要望する。

1  豚コレラウイルスの国内での蔓延防止のため、国主導のもと対応方針を決定し、発生原因や感染経路を早急かつ徹底的に究明するとともに、地方自治体や養豚農家が行う防疫対策の取り組みに対する支援の充実を図ること。

2  被害を受けた養豚農家の経営及び生活再建等への支援策を充実するとともに、風評被害の防止対策を強化すること。

3  海外で感染が拡大しているアフリカ豚コレラ等の家畜伝染病の国内侵入を防止するため、検疫体制の強化を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和元年10月2日

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