第7回知事後援会の政治資金規正法違反問題等に関する調査会の概要について
1 期日
平成18年5月24日(水曜日) 10時32分~11時08分
2 場所
第1委員会室
3 出席委員
- 座 長 平 浩介
- 委 員 松浦幸男、岡崎哲夫、林 正夫、蒲原敏博、田辺直史、窪田泰三、石田幹雄、門田峻徳
4 議事事項
(1)パーティー券の購入枚数の調査結果報告について
土木建築部関係の平成14年度の受注実績上位10社に対し,パーティー券の購入枚数を調査した結果,購入枚数にばらつきがあり,調査した範囲では冒頭陳述に述べられている受注実績から購入枚数が割り振られたような事実は確認されなかった旨,座長から報告があった。
(2)知事後援会元事務局長への質問事項について
(各会派から出された意見)
【対策費等に関すること】
・ 対策費について自ら供述したのか。どう答えたのか。自ら供述してない場合,だれが供述
したと思われるか。
・ 対策費について自ら供述していないなら,公判でなぜ訂正(否定)しなかったのか。
・ 対策費について,存在を含めて,どういう認識を持っているか。
・ 対策費は,味方に配ったのか,敵に配ったのか。
・ 対策費の背景は何か。
・ 新聞報道では,「元事務局長は領収書を取れないお金を使ったと述べた」とされている
が,この言い方で間違いないか。
・ 仮に昨年の知事選挙で対策費が配られていたら公選法違反の疑いがあるが,事件に
なっていない。これをどう思っているか。
・ 後援会,藤友支部の過少申告は何のためにしたのか。
・ 各種議員からお金を要求されたことはなかったか。
【パーティー券に関すること】
・ パーティー券は一度に印刷したのか。複数回に分けて印刷したのか。
・ 発注実績に基づくパーティー券の売り捌きをどう思っているか。
・ パーティー券は全部で何枚売ったか。そのうち広島と東京は何枚ずつか。東京ではだれ
が売り捌いたのか。
【東京の事務所に関すること】
・ 東京の事務所と広島の事務所はどのような関わりがあったのか。
・ 東京の藤田事務所の元秘書は誰か。
・ 東京の事務所の看板は,「広島県知事藤田雄山東京事務所」という名称ではないか。
【その他】
・ 調査会に出席できない理由は何か。
・ 毎回の知事選挙での役割は何だったか。
・ 今回の事件について知事へどういう報告をしたか。
・ 後援会,藤友支部,県政懇話会の3団体は,平成9年以降は資金管理を含む運営全般
を実質的に単独で仕切っていたというのは,間違いないか。
・ 今回の事件に関し,これだけは言っておきたいということがあるか。
・ 県政に対して県民の不信を招いたことについて,現在どう思っているか。
・ 知事は「秘書」を否定されたが,それでよいか。
・ 議会棟ではだれと面会していたのか。知事への面会は,アポイントをとっていたのか,フ
リーパスだったのか。
・ 自称知事の相談役といわれる者との関係は。
・ 告発者は誰だと思われるか。
以上の意見をもとに,次回調査会で質問事項をとりまとめることとした。
(3)その他
1 今後の調査の進め方について各会派の意見を次回以降提出することとした。
2 前回参考人としてお呼びした石口教授から,訴訟記録の閲覧に関し,「刑事確定訴訟記録法によって閲覧請求する当事者が制限される」という趣旨の発言をしたが,「当事者などの閲覧制限については,刑事訴訟法の趣旨に従って狭く解するべきであるから,閲覧請求の当事者が制限されることを当然のものとして是認する趣旨ではないことを付言したい」との申出があった旨,座長から報告があった。
3 使途不明金の額については,第2回調査会の説明で6,107万円余であった旨,座長から報告があった。