第1回知事後援会の政治資金規正法違反問題等に関する調査会の概要について
1 期日
平成18年3月29日(水曜日) 15時30分~16時07分
2 場所
第1委員会室
3 出席委員
座 長 平 浩介
委 員 松浦幸男、岡崎哲夫、林 正夫、蒲原敏博、田辺直史、窪田泰三、門田峻徳
代 理 天満祥典
4 議事の概要
(1) 調査会の運営について
1 代理出席の取り扱い
やむを得ない事情がある場合や事故等の突発的なケースに限り,会派の責任ある立場の方について,出席を認めることとした。
2 公開の取り扱い
調査会は原則公開としていることから,報道機関には公開することとした。なお,テレビの撮影は常時固定撮影を認めることとした。
3 審議状況のホームページ掲載
調査会の審議内容を県議会のホームページに掲載することとした。
4 傍聴議員の発言の取り扱い
会議中の傍聴議員の発言は認めないこととした。ただし,一旦会議が終了した後,傍聴議員のうち会派代表者に限り,要求があれば意見を伺う機会を持つこととした。また,別途意見がある議員は調査会の委員に伝えていただくこととした。
5 調査会の運営費用の取り扱い
会議出席の旅費は,各会派対応とした。また,必要な経費が生じた場合は,すべての会派に応分の負担をお願いすることとした。
(2) 今後の進め方について
調査検討事項としては,
1 知事選挙における対策費の授受の有無を調査すること,
2 元事務局長から直接,事件の真相を聞くこと,
の2点が重要ポイントであることを確認した。当面,1を優先的に調査検討していくこととした。この調査方法としては,各議員に対し申告書の提出を求めることで,座長から私案として8項目の提案があった。この座長私案を各会派に持ち帰り,次回にはこの申告書の内容について協議することとなった。また,知事後援会元事務局長に対する参考人招致については,座長から近日中に要請し,その結果を,次回の調査会において報告することとなった。
(3)主な質疑内容
- 議会において決議した調査会であるから,弁護士費用等必要な経費は公費にて対応すべきである。
→ 法定の委員会ではないため,公費対応はできないことから各会派での負担をお願いする。なお,各会派の負担については,調査会が議会全体での取り組みとなることから,すべての会派に応分の負担をお願いする。 - 申告書の提出は元議員には求めないのか。
→ 現職議員のみを対象とする。 - 申告書に事情聴取の項目を入れる必要があるのではないか。また,対策費に関して聞いたことがある者には,その詳細について回答を求めるべきではないか。
→ 次回の調査会において検討する。 - 対策費について,検察側の冒頭陳述では元事務局長の発言となっているが,知事は元事務局長は承知していないと答弁した。この状況を把握した上で調査検討が必要である。
→ この対応については,法律の専門家の意見を聞くことも視野に入れ,検討していく。