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ひろしま県議会だより(第78号)

印刷用ページを表示する掲載日2025年1月19日

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ひろしま県議会だより第78号(1面)

12月定例会

巻頭写真は令和6年度広島県高等学校写真展に出展された 県立広島国泰寺高等学校 石井 万莉菜(いしい まりな)さんの作品「八岐大蛇」 撮影場所:神楽門前湯治村(安芸高田市)

◆総額301億6,000万円の補正予算を可決

◆本会議の質問・答弁、常任委員会の動き(2、3面)

◆決算特別委員会の審査の状況など(4面)

12月定例会の概要

補正予算など48議案を可決・認定並びに同意

広島県議会は、12月定例会を12月6日から12月17日まで12日間の会期で開きました。
今回の定例会では、「令和6年度一般会計補正予算」や「広島県宿泊税条例」、9月定例会から継続審査としていた「令和5年度決算認定」、さらには「中小企業等の人手不足対策の充実・強化を求める意見書」などの議案が提出されました。
本会議では、補正予算案のほか、県政が直面する諸課題について、9人の議員が一般質問を行い、各常任委員会及びDX推進・行財政対策特別委員会では、付託された議案などについて審査・調査を行いました。
審議の結果、48議案について原案のとおり可決・認定並びに同意しました。

12月定例会日程(令和6年12月6日~12月17日)

​​12月6日
本会議
開会、提案理由説明など

12月9日
全員委員会
提案事項の説明など

12月10日~12日
本会議
一般質問など

12月13日
本会議
議員の辞職許可

​各常任委員会
DX推進・行財政対策特別委員会
付託議案の審査など

12月17日
本会議
委員長報告、議案の採決など、閉会

議決の状況

令和6年度補正予算
可決
一般会計 1件
特別会計 4件
企業会計 3件

令和5年度決算
認定
一般会計・特別会計 1件
 企業会計 1件

条例案
可決
広島県宿泊税条例など 12件

人事案件
同意
広島県公害審査会委員の任命の同意についてなど 2件

その他の議案
可決​​​
地方独立行政法人広島県立病院機構に係る中期目標を定めることについてなど 22件

意見書案
可決
​中小企業等の人手不足対策の充実・強化を求める意見書など 2件

請願
不採択
2024年度すべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願など 4件


各議案に対する議員の表決態度(賛否)は、ホームページで公表しています。
広島県議会 検索 → 本会議情報 → 議案等審議結果

議決された主な議案

令和6年度補正予算

9月補正予算編成後の状況変化等を踏まえ、物価高への対応や、「安心▽誇り▽挑戦 ひろしまビジョン」に掲げるそれぞれの欲張りなライフスタイルの実現に向けた取組など、必要性が認められる取組を時機を逃さず実施するために、総額301億6,000万円の補正予算を可決しました。

物価高への対応 41億6,600万円

それぞれの欲張りなライフスタイルの実現(公共事業など) 177億3,100万円

その他(人事委員会勧告を踏まえた給料表の改定など) 82億6,200万円

広島県宿泊税条例

広島県の地域資源の魅力向上、旅行者の受入環境の充実その他の観光の振興を図る施策に要する費用に充てるため、必要な事項を定める条例を制定しました。
なお、DX推進・行財政対策特別委員会の審査の過程において、宿泊税の詳細な使途や、市町交付金等について、県が広域的な視点で政策を進めるという観点を踏まえた丁寧な議論を求めることなどの質疑がありました。
 【税 率】宿泊者1人1泊につき200円
 【課税免除】宿泊料金が1人1泊6,000円未満の宿泊者など
 【施行期日】総務大臣の同意を得た日から起算して1年3月を超えない範囲内において規則で定める日

 

ひろしま県議会だより第78号(2面)

県政に関する質問から(本会議の質問・答弁)

本会議では、3日間にわたって9人の議員が一般質問を行い、県政が直面する課題について、県民の視点に立った議論を展開しました。
質問者名の後の「動画」をクリックすると、各議員の全ての質問の動画を視聴できます。

12月10 一般質問(要旨)

自民議連 : 竹原 哲(たけはら てつ) 議員〈広島市安佐南区〉 〔動画
宿泊税における関係者との合意形成の状況


宿泊税について、県民や市町等から、使途や課税免除等の論点に対し、どのような意見があり、税導入への理解は十分得られたのか伺う。

​観光施策の拡充・強化財源を安定的に確保するため宿泊税を導入することとしたが、県民等からは、学校行事の課税免除や低料金宿泊者への配慮、宿泊事業者の徴収事務の負担軽減のほか、税導入に反対する意見や観光振興への活用に期待する声等があった。こうした意見を踏まえた見直しにより一定の理解が得られたと考えており、引き続き丁寧に意見を伺い、円滑な導入に向け準備を進めていく。

その他の質問項目

■若者減少及び人手不足対策
■外国人介護人材から選ばれる広島県
■地方独立行政法人広島県立病院機構に係る中期目標及び中期計画
■被爆・終戦80年における取組
■花き生産における産地育成の強化
■中山間地域における農業の維持
など

 

民主県政会 : 上野 寛治(うえの かんじ) 議員〈広島市安芸区〉 〔動画
広島県水源地域保全条例の制定


県民に安全・安心な水を届けるため、水源涵養機能等を持つ森林や水源地の不適切な土地取引を防止する必要があるが、県として、他県のように水源地域保全条例を制定してはどうか。

本県では、森林法に基づく開発許可制度等に加え、特に重要な河川上流部等を水源かん養保安林に指定し、森林開発等を規制している。土地所有者が開発行為を行う際には申請内容を厳正に審査、指導しており、条例を直ちに制定する必要はないと考えるが、今後の国や他県の動向を注視し、水源を守るための施策がより効果的に機能するよう取り組む。

その他の質問項目

■河川内の樹木伐採
■三原市の産業廃棄物最終処分場
■瀬野川水系のPFASへの県や東広島市の対応
■PFASに係る住民への健康調査等
■再造林対策
森林認証材の利用推進
など

 

公明党 :岡部 千鶴(おかべ ちづる) 議員〈広島市西区〉 〔動画
ギャンブル等依存症対策


ギャンブル等依存症は回復可能な病気であり、適切な情報の普及による病気への理解促進、相談窓口や専門医療機関への早期アクセスを促す工夫が肝要だが、依存症の発生・進行・再発予防に今後どう取り組むのか。

県では、県立総合精神保健福祉センターでの当事者や家族からの相談対応や専門医療機関の整備等に取り組んできた。今年度から、専用ポータルサイトの開設による正しい知識の普及と早期の支援や、医療従事者を対象とした研修会の開催による人材育成を進めており、今後も切れ目のない支援体制の確保に努めていく。

その他の質問項目

■ギャンブル等依存症当事者及び家族を支援する団体との連携
■LGBTQへの理解促進
■ファミリーシップ制度の導入
■液化天然ガスの安定的な供給確保
■高校生への主権者教育の推進
■広島県総合グランド建設時の史実継承

 

自民議連 : 山形 しのぶ(やまがた しのぶ) 議員〈広島市安佐北区〉 〔動画
子宮頸がんワクチンの接種促進


子宮頸がんの原因と考えられるウイルス感染はワクチンで予防できるが、副反応等の不安から未接種の方が多く、接種促進に向けた集中的な働きかけや、接種機会を逃した方へのフォローが必要ではないか。

令和6年度末が期限のキャッチアップ接種については、今年度上半期に接種勧奨やSNSによる情報提供等を実施しており、国の接種期間の1年延長方針を踏まえ、下半期も集中的な啓発に取り組む。また、今後も接種機会を提供するため、キャッチアップ接種のさらなる期間延長を検討するよう様々な機会を通じて国に働きかける。

その他の質問事項

■トップスポーツ団体等と連携したスポーツ推進
■平和教育の充実
■大阪・関西万博を契機とした平和発信
■自主防災組織の維持・強化
■働きながら子育てしやすい社会環境の整備
■小中連携教育・小中一貫教育の推進

 

自民議連:加納 孝彦(かのう たかひこ) 議員〈府中市・神石郡〉 〔動画
広島の食文化の発展


「おいしい!広島」プロジェクトを通じた広島の食文化の発展には、県民が県産農水産物の魅力や価値を再認識し、それらを使った料理を日常的に楽しむ機運を高める必要があるが、今後どう取り組むのか。

県民が広島の食文化に誇りを持つためには、広島のおいしさを自ら体験すること等が重要であり、様々な食の認知・体験機会を創出している。また、「おいしい!広島」を気軽に体験できる企画の展開や、観光客の感動がSNS等を通じて県民にも伝わることで、日常の中に広島の食を楽しむ場が積極的に取り入れられるよう取り組む。

その他の質問事項

■県内の食資産の情報発信
■「おいしい!広島」を推進する組織体制
■気候変動を踏まえた持続可能な農業生産
■中小企業におけるリスキリングの推進
■中小企業に対する支援の在り方
■県東部地域の南北方向をつなぐ道路整備

 

広志会 : 城戸 常太(きど つねひろ) 議員〈呉市〉 〔動画
養殖カキの生産安定化に向けた取組


養殖カキの生産量が激減し、ここ10年程度、県の目標の2万トンに達しておらず、すぐにでも対策を講じるべきだが、これまでの取組の認識と今後の取組を伺う。

近年、天然採苗の不調や高水温によるへい死等の影響で生産量は目標を下回る年が続いており、母貝いかだの適切な配置等による採苗安定化や水温センサーを設置した水深調節等によるへい死対策を実施している。また、海底耕うんや栄養塩類対策、カキ殻超過堆積対策にも取り組んでおり、これらを着実かつ計画的に進め、課題解決を図り、カキ養殖の安定生産を実現する。

その他の質問事項

■瀬戸内海を活用した地域活性化
■企業撤退への認識と今後の対応
■基幹企業撤退後の跡地利用
■今後の産業振興施策
■広島県の観光施策におけるビジョン
■新病院の整備計画

 

ひろしま県議会だより第78号(3面)

​県政に関する質問から(本会議の質問・答弁)

12月  12日  一般質問(要旨)

自民議連 : 玉重 輝吉(たましげ てるよし) 議員〈安芸高田市〉 〔動画
へき地医療拠点病院へのさらなる財政支援


へき地医療拠点病院については、継続する物価高や看護師不足等により経営環境が厳しさを増しており、地域医療確保の観点から、地元自治体と連携したさらなる財政支援が必要ではないか。

へき地医療拠点病院は、診療応援や無医地区への巡回診療等により、中山間地域医療に大きく貢献しており、施設・設備整備費や運営費への助成、医師配置等の支援に取り組んでいる。今年度JA吉田総合病院には大学地域枠等卒業医師を8人配置したほか、物価高には国の総合経済対策の活用等を含め、地元自治体とも連携し対応を検討する。

その他の質問事項

■中山間地域における看護師等の確保
■上水道の広域化
■上下水道の耐震化と被災した際の復旧
■合併処理浄化槽の維持管理に関する支援
■全ての高校の10年後の在り方
■神楽などの文化芸術を育む重要性

 

民主県政会 : 鷹廣  純(たかひろ じゅん) 議員〈広島市安佐南区〉 〔動画
教員の働く環境の整備


教員の時間外勤務の把握と縮減は、改善が目に見えるよう取り組むべきだが、教員の働き方改革等が盛り込まれた中央教育審議会答申や国の方針をどう捉え、教員の働く環境整備に取り組むのか。

県教育委員会では、答申等を踏まえ、教師を取り巻く環境整備は優先的に取り組む課題だと認識しており、適正な勤務時間管理の徹底等の環境整備に取り組んでいる。また、小学校の教科担任制の拡充等の体制整備にも取り組み、教員が心身ともに健康で、働きやすさと働きがいを両立できるよう学校の働き方改革の推進に全力で取り組む。

その他の質問事項

■地方独立行政法人広島県立病院機構設立後の法人の体制
■安定型産業廃棄物最終処分場における有機物
■広島市安佐南区の産業廃棄物処分場に隣接する盛土
■教員未配置の状況
■低投票率及び公正な選挙
■これまでの観光振興施策での取組と今後の展開
など

 

自民議連 : 畑石 顕司(はたいし けんじ) 議員〈広島市東区〉 〔動画
県市による広島都市圏での公共施設の再配置


広島市内のMICE施設整備には、広島グリーンアリーナをはじめ、南区の産業会館など、県と広島市の大型公共施設等の機能的な配置の在り方検討が必要だが、今後の広島都市圏の魅力向上を図るためのアクセス性も考慮し、広島市とどう取り組むのか。

県全体の持続的な発展には、広島市都心のさらなる中枢拠点性向上が必要であり、県市一体で魅力ある都市の形成に取り組んでいる。公共施設の機能的配置については、長期的視点に立ち、各施設の更新時期や将来的に必要な機能、アクセス等も踏まえ、市等と連携し検討する。

その他の質問事項

■転出超過対策
■県内企業育成の観点に基づく自治体発注の重要性
■これからの都市形成
エッセンシャルワークの重要性に関する社会的認識の涵養
■今後の高校教育の在り方
■ウォーカブルな街並みの形成
など

 

用語解説

森林認証材
適正に管理された認証森林から生産され、生産・流通・加工工程でラベルを付すなどして分別した木材。表示管理することにより、消費者の選択的な購入を通じて持続的な森林経営を支援する。

キャッチアップ接種
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種を逃した方に対する、公費による接種機会。国は条件付で接種期間を令和8年3月31日まで1年間延長する方針を示している。

へき地医療拠点病院
無医地区やへき地診療所等を対象に、巡回診療や代診医派遣等の医療活動を継続的に実施できる病院として、県知事が指定した病院で、県内に13病院ある。

エッセンシャルワーク
日常生活を維持するために、いかなる状況下でも必要不可欠な職種で、例えば、医療や福祉、水道、電気、ゴミ収集、物流、小売業、農業などが挙げられる。

常任委員会の動き(12月13日開催)

総務委員会

付託議案の審査結果
補正予算1件、条例案4件
その他の議決案件2件
原案可決

主な質疑事項
◆宿泊税の使途等に係る丁寧な議論、税導入後の解釈による使途拡大に歯止めをかける運用、税を投入する事業の評価の仕組みづくり等及び市町への税の配分や市町での税導入に備えた県の考え方の明示による市町の理解の醸成
◆国の流れに呼応した公共ライドシェアの取組の推進
◆旅券発給に係るオンライン申請手続の推進に向けた市町と連携した周知

生活福祉保健委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案8件
その他の議決案件4件
原案可決

主な質疑事項
◆地方独立行政法人広島県立病院機構に係る中期目標に記載の全国トップレベルの高度医療の定義の明確化と目標に基づく法人の健全経営等に向けたKPIを含む中期計画案の速やかな整理及び財務状況の提示
◆医師育成奨学金の返済免除対象病院の拡大後も既存病院への医師派遣の維持と県全体の医療提供体制の確保につながる医師配置に向けた柔軟な対応
◆介護支援専門員の安定的確保に向けた国への処遇改善要望等

農林水産委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案1件
その他の議決案件2件
原案可決

主な質疑事項
◆飼料価格等の高止まりで危機的状況にある畜産農家の経営安定化等に向けた支援の早期実施
◆物価高騰等の影響を受ける建設事業者の経営安定に向けた公共事業補正予算の早期執行と来年度当初予算における農業基盤整備や防災・減災対策予算の確保
◆水産資源の回復に向けた海底耕うんの拡大や栄養塩類対策等と併せた関係者との調査・研究を踏まえた取組の推進
◆和牛の需要確保及び販路拡大に向けた取組の推進

建設委員会

付託議案の審査結果
補正予算4件、条例案1件
その他の議決案件15件
原案可決

主な質疑事項
◆福山港箕沖地区のガントリークレーン損傷事故に係る荷役機械の早期復旧及び損害に対する適切な対応
◆地域の安全確保や景観維持を図るための河川や道路のアダプト活動団体の活動環境の改善及び除草等の計画策定に向けた予算確保や新技術導入等による対策の実施
◆県北部と広島市都心部とのアクセス向上等が図られる広島高速4号線延伸の早期事業化に向けた広島市等と連携した取組の推進

文教委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案1件
その他の議決案件3件
原案可決

主な質疑事項
◆県立学校への安定的な電力供給に向けた電力調達の在り方検討と安全・安心な学校環境の整備に向けた取組
◆広島県公立大学法人のこれまでの成果と課題を踏まえた第4期中期目標における教育内容の一層の充実と県内外の高校生等から選ばれる魅力ある大学づくり
◆教員が心身ともに健康で働きやすい環境の整備と子供と向き合う時間の確保に向けた学校の働き方改革の実施による長時間労働の縮減

警察・商工労働委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案2件
その他の議決案件1件
原案可決

主な質疑事項
◆警察関係手数料の見直しに係る多様な媒体を活用した周知と問い合わせへの丁寧な対応
◆「おいしい!広島」の効果的なプロモーションに向けた広島の食に注目を集める取組や一過性に終わらせない取組の実施
◆イノベーション・エコシステム形成におけるひろしまCampsの利用者増を図る取組の検討
◆市町の観光資源の価値を引き上げ広域的施策につなげる宿泊税導入の意義を踏まえた関係者等への説明や丁寧な議論と周知

 

ひろしま県議会だより第78号(4面)

決算特別委員会の審査の状況

(審査の模様は、県議会ホームページの「インターネット中継」でご覧いただけます。)

9月25日に設置された決算特別委員会は、9月定例会で付託された「令和5年度広島県歳入歳出決算認定」並びに「令和5年度広島県公営企業決算認定」について、審査を行いました。
9月30日には代表監査委員から「広島県歳入歳出決算審査意見書」等について説明を聴取し、10月11日から11月1日まで7回にわたり部局別審査が行われた後、11月25日には知事の出席のもとで総括審査が行われました。
審査の結果、いずれも全会一致で認定すべきものと決定され、12月17日の本会議で、その旨報告されました。

主な質問事項

■行政DXの推進に当たり、県が率先して取組を進めるほか、利便性向上や質の高い行政サービスの提供につながるよう、市町を支援されたい。また、民間事業者のDXについては、地域ごとの特色等を踏まえた取組が必要であるため、各市町とも連携を図り、後押しされたい。
■芸備線再構築協議会は、今後全国の赤字ローカル線の存続と自治体の将来に関わる重要な協議会であり、鉄路存続に対するJRの責任を踏まえ、沿線自治体の協力の下、鉄道を生かしたまちづくりを前向きに検討し、鉄道の在り方を議論されたい。
■新病院の整備に向けて、他の地域医療支援病院とも機能分担・連携を図るとともに、想定される渋滞対策や建築費の見込み、県立広島病院の跡地活用等について具体的に説明し、県民の不安を払拭されたい。
■地球温暖化対策推進事業では、伴走支援や優良事例の共有等を通じて中小企業の取組を推進されたい。また、家庭における省エネ対策は、太陽光発電や蓄電池の普及に向け、防災上の利点も含めて複合的に取り組むとともに、フロン類の回収率向上にも取り組まれたい。
■スマート農業の推進に当たり、機器の導入経費等も考慮し、農業者の利益向上に留意するとともに、地理的条件等が近い他県と連携した技術開発や、スマート農業新法に基づく施策の活用により、農業法人等へのスマート農業技術の導入を促進されたい。
■瀬戸内海の水産資源や漁獲量の回復に向けて、栄養塩類対策や海底耕うん等に係る予算確保を図るとともに、「おいしい!広島」の取組を通じた瀬戸内観光の魅力である水産資源の情報発信にも努められたい。
■能登半島地震での建築物の倒壊による甚大な被害を踏まえ、耐震化の重要性が高まる中、耐震補強の方法や費用を検討する上で必要な耐震診断の促進を図るとともに、耐震化に係る所有者の負担軽減のため、補助制度の拡充に取り組む必要がある。
■人口減少に伴い増加する空き家等を区画再編し、市場性のあるストックを生み出す広島型ランドバンク事業について、行政に加え、民間事業者等と連携し、モデル地区における課題をしっかり検証した上で、事業スキームの確立に向けて取り組まれたい。
■公立中学校の運動部活動の地域連携・地域移行に向けて、地域の実情に応じた取組を推進する必要があるため、市町との連携をこれまで以上に強化するとともに、保護者等の理解促進を図るため、積極的な情報発信に取り組まれたい。
■不登校の児童生徒への支援に当たり、子供たちが学びの楽しさを実感し個性や能力を最大限発揮できるよう、多様な学習ニーズに応じた柔軟で質の高い学びの実現に取り組むとともに、進路実現に向けてフリースクール等と連携を図るなど、教育環境の整備に努められたい。
■ひろしまサンドボックス事業では、新たなビジネス創出支援だけでなく、既存事業者の事業再構築など稼ぐ力を高めることで、県経済の好循環が生まれるよう、一層取組を進められたい。また、中小企業等が抱える課題を共有し、スタートアップ企業が参画しやすい仕組みづくりも検討されたい。
■G7広島サミットの警備で得られた知見を確実に未来へ引き継ぐとともに、一般市民を巻き込むテロの脅威が蔓延する世界情勢の中にあっても、力強く県民の安全・安心を継続的に確保されたい。また、特殊詐欺や新たな犯罪への不安が身近になる中、被害防止に向けた取組を強力に進められたい。

 

一般会計・特別会計決算の状況

歳入額
一般会計 1兆1,630億2,300万円
特別会計 5,603億2,000万円
合計 1兆7,233億4,300万円

歳出額
一般会計 1兆1,477億4,000万円
特別会計 5,506億8,500万円
合計 1兆6,984億2,500万円

歳入歳出差引額
一般会計 152億8,300万円
特別会計 96億3,500万円
合計 249億1,800万円

翌年度へ繰り越すべき財源
一般会計 103億7,500万円
特別会計 4億4,700万円
合計 108億2,200万円

実質収支額)=()-(
一般会計 49億800万円
特別会計 91億8900万円
合計 140億9,700万円

前年度実質収支額
一般会計 94億900万円
特別会計 123億900万円
合計 217億1,800万円

単年度収支額)=()-(
一般会計 △ 45億100万円
特別会計 △ 31億2,000万円
合計 △ 76億2,100万円

※各区分の計数は四捨五入しているため、金額が一致しない場合があります。

 

企業会計決算の状況

病院事業会計
収入(総収益) 271億1,600万円
支出(総費用) 285億600万円
純利益 △13億9,100万円

土地造成事業会計
収入(総収益) 59億3,400万円
支出(総費用) 41億4,000万円
純利益 17億9,400万円

流域下水道事業会計
収入(総収益) 91億1,900万円
支出(総費用) 90億6,200万円
純利益 5,700万円

※各区分の計数は四捨五入しているため、金額が一致しない場合があります。

委員名簿

16人

委員長:福知 基弘
副委員長:出原 昌直
副委員長:林 大蔵
委員:東 保幸
委員:尾熊 良一
委員:三好 良治
委員:石津 正啓
委員:高田 稔
委員:竹原 哲
委員:山木 茂
委員:柿本 忠則
委員:灰岡 香奈
委員:本長 糧太
委員:富永 やよい
委員:岡野 斉也
委員:八幡原 圭

議員研修会

議員研修会が、7月19日及び10月18日に実施されました。
7月の研修会では時事通信社解説委員の武部 隆氏から政務活動費について、10月の研修会では全国都道府県議会議長会事務総長の高原 剛氏から人口減少時代の地方議会のあり方についての講演が行われ、講演後には意見交換が行われました。

可決された意見書(12月17日議決)

意見書
​●税制改正に伴う安定的な地方財源の確保等を求める意見書
●中小企業等の人手不足対策の充実・強化を求める意見書

表彰

自治功労者表彰

全国都道府県議会議長会から、次の議員が自治功労者として表彰されました。

特別功労者(議長在職5年以上)

中本 隆志(広島市南区/自民議連)

45年表彰

檜山 俊宏(広島市安芸区/自民会)

25年表彰

松岡 宏道(福山市/自民議連)
中原 好治(広島市南区/民主県政会)

15年表彰

福知 基弘(広島市西区/民主県政会)
窪田 泰久(広島市南区/自民議連)

巻頭写真撮影の高校生に感謝状を贈呈

本紙の巻頭写真を撮影した、県立広島国泰寺高等学校の石井万莉菜さんに、伊藤英治広報委員長が議長からの感謝状を贈呈しました。
その後、写真部の活動や写真撮影時のエピソードなどについて懇談しました。


インターネット中継…本会議や委員会の模様をYouTubeで配信しています(ライブ中継・録画中継)。
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ひろしま県議会だよりは、6月、9月、12月、2月の各定例会後に発行します。

あて先
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広島県議会事務局 政策調査課
TEL 082-513-4743
FAX 082-222-9600
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