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ひろしま県議会だより(第76号)

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月28日

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ひろしま県議会だより第76号(1面)

6月定例会

巻頭写真は令和5年度広島県高等学校写真展に出展された 県立三原高等学校 兼森 春花(かねもり はるか)さんの作品「約600個の風鈴 涼しげな音色」 撮影場所:報恩寺(世羅町)

◆総額1,400万円の補正予算を可決

◆本会議の質問・答弁(2面)

◆常任委員会の動き、新常任委員会の構成(3面)

◆特別委員会中間報告の概要など(4面)

6月定例会の概要

補正予算など20議案を可決、同意並びに承認

広島県議会は、6月定例会を6月21日から7月2日まで12日間の会期で開きました。
今回の定例会では、「令和6年度一般会計補正予算」や「広島県行政機関設置条例の一部を改正する条例」、「地方財政の充実・強化に関する意見書」などの議案が提出されました。
本会議では、補正予算案のほか、県政が直面する諸課題について、6人の議員が一般質問を行い、各常任委員会では、付託された議案などについて審査・調査を行いました。
審議の結果、20議案について原案のとおり可決、同意並びに承認しました。
最終日には、副議長選挙を行ったほか、常任委員会及び議会運営委員会の委員の選任などを行いました。

6月定例会日程(令和6年6月21日~7月2日)

6月21日
本会議
開会、提案理由説明など

6月24日
全員委員会
提案事項の説明など

6月26日・27日
本会議
一般質問など

6月28日
​各常任委員会
付託議案の審査など

7月2日
本会議
委員長報告、議案の採決など、閉会

新副議長紹介

第114代副議長 沖井 純 (おきい じゅん)

昭和35年6月7日生 〈江田島市選出〉6期

議決の状況

令和6年度補正予算
可決
一般会計 1件
特別会計 1件

条例案
可決
広島県行政機関設置条例の一部を改正する条例など 8件

人事案件
同意
広島県公安委員会委員の任命の同意についてなど 2件

その他の議案
可決
承認

工事請負契約の締結についてなど 3件

意見書案
可決
地方財政の充実・強化に関する意見書など 5件

各議案に対する議員の表決態度(賛否)は、ホームページで公表しています。

広島県議会 検索 → 本会議情報 → 議案等審議結果
 

議決された主な議案

令和6年度補正予算

当初予算編成後の状況変化等を踏まえ、老朽化が進む埋蔵文化財センターや文書館観音書庫の移転先である旧安芸高等学校の改修に向けた設計のため、総額1,400万円の補正予算を可決しました。

広島県行政機関設置条例の一部を改正する条例

広島県西部県税事務所を耐震性のある施設(広島市東区光町2丁目)に移転させることに伴い、位置の表示を改めるため、関係規定を整備しました。

可決された意見書(7月2日議決)

●地方財政の充実・強化に関する意見書
●大規模地震に備えた対応の拡充を求める意見書
●特定商取引に関する法律の改正を求める意見書
●高病原性鳥インフルエンザへの対策強化を求める意見書
●持続可能な学校教育と児童生徒の豊かな学びの実現を求める意見書

 

ひろしま県議会だより第76号(2面)

県政に関する質問から(本会議の質問・答弁)

本会議では、2日間にわたって6人の議員が一般質問を行い、県政が直面する課題について、県民の視点に立った議論を展開しました。
質問者名の後の「動画」をクリックすると、各議員の全ての質問の動画を視聴できます。

6月26日 一般質問(要旨)

自民議連:林 大蔵(はやし だいぞう)議員〈広島市中区〉〔動画
宿泊税導入の検討再開


県は、宿泊税導入の検討を再開したが、独自課税の導入に当たっては、その目的や財源の使途などの慎重な検討が必要であり、税の導入でどのような姿を目指し、そのためにどう取り組むのか伺う。

観光を県の成長産業の一つにするためには、宿泊税を導入し、中長期にわたり一定規模の財源を確保し、観光振興施策の充実強化を図る必要がある。税をナイトタイムエコノミーを含めた観光プロダクト開発や景観の維持・改修、関連事業者の生産性向上などに活用し、観光産業の持続的成長等につなげ、観光立県ひろしまを実現する。

その他の質問項目

■安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン
■日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地利活用
■能登半島地震を踏まえた地震対策の強化​
■教育県広島の実現に向けた取組
■安全・安心を実感できる広島県の実現
■外国人材の受入れ促進
など

 

民主県政会:西本 博之(にしもと ひろゆき) 議員〈東広島市〉〔動画
労働力不足対策


育成就労制度創設により、外国人労働者の転籍等が懸念されるが、県内企業への影響をどう考えているのか。また、魅力ある県として外国人に認知されるよう、国際貢献の観点からの独自施策等が必要ではないか。

この制度では、一部の職種等で外国人が受け入れられなくなるほか、大都市圏への人材流出も懸念され、本県中小企業の人材確保に影響があるため、特定技能分野への職種の追加等を国へ要望する。また、習得技能の母国への還元が国際貢献につながるため、特定技能への移行を見据えた新たな対策や技能検定対策等を検討する。

その他の質問項目

■トイレの洋式化ほか学校環境の改善
■人口減少、人口流出対策
■経済発展に関する取組
■交通事故対策の取組
■不登校対策
■手話教育の導入
など

 

公明党:相澤 孝(あいざわ たかし) 議員〈呉市〉〔動画
療育手帳の判定方法の見直し


​療育手帳の交付判定については、知能検査方法が古く、発達障害の方の判定基準も曖昧であることなどから、近年の医療の進歩や新たな知見に応じて、医療関係者と連携しながら基準等の見直しを行う必要があるのではないか。

​療育手帳交付の認定基準は、自治体ごとにばらつきがあり、国が交付判定手法の開発と検証に関する研究を実施している。県としても、他の手帳制度と同様に統一的な基準による交付が適切だと考えており、国の動向を注視するとともに、基準の統一化が早期に実現するよう、引き続き国に要望していく。

その他の質問項目

​■ユニタールと連携した平和教育の推進
■新病院における救急医療体制及び人的資源の確保
■ひきこもり支援の在り方
■5歳児健診の導入推進
■発達障害児への教育支援
■「移民県」広島の歴史継承

 

6月27日 一般質問(要旨)

自民議連:本長 糧太(もとなが りょうた) 議員〈山県郡〉〔動画
高齢者などの要配慮者に対する避難支援体制の整備


災害時の要配慮者の避難方法等を定める市町の個別避難計画の作成が進んでおらず、中山間地域では、避難時の支援者や避難場所が不足しているが、避難支援体制の整備にどう取り組むのか。

要配慮者への避難支援体制の整備は特に重要であり、県独自のガイドラインによる検討事項等の明示や説明会の開催等により市町の計画作成・見直しを支援している。また、本年度から市町と共同し、住民を対象に避難行動をテーマとした地域課題を抽出するワークショップ等を開催し、地域ぐるみで要配慮者を支える体制づくりを進める。

その他の質問項目

■高病原性鳥インフルエンザの発生・拡大防止対策の強化
■鳥インフルエンザ発生で被害を受けた養鶏農家への支援
■地域農業を次世代に引き継ぐ地域計画の策定
■低入札価格調査制度の改正
■江の川流域水害対策計画の取組推進
■中山間地域の道路整備の推進

 

自民議連:恵飛須 圭二(えびす けいじ) 議員〈東広島市〉〔動画
県立安芸津病院の今後


安芸津病院は、地域に不可欠な中核的病院であり、耐震化等に向けて基本計画等を策定する必要があるが、病院が地域医療で果たすべき役割と病院機能の維持・充実を図る医療設備の計画的な更新の必要性について所見を伺う。

将来にわたり、地域に必要な医療を提供するため、浸水被害への対応も念頭に、耐震化対応に向けた基本計画等の策定を進める。医療設備の整備・更新については、今年度、新たにオープンMRIを導入し医療機能の強化を図り、その他の設備も、病院機能を維持・充実させるよう計画的な整備・更新を進める。

その他の質問項目

■新しい基幹産業への投資
■地域産業構造転換インフラ整備推進交付金の積極的な活用
■産業団地の整備
PPP/PFI手法を活用した効果的なインフラ整備
■橋梁の維持、修繕の効果的な実施
■不妊検査、不妊治療に対する支援
など

 

自民議連:出原 昌直(いではら まさなお) 議員〈福山市〉〔動画
世界バラ会議を起点とした県内全域への周遊促進


来年5月福山市で開催の世界バラ会議や同時期に開催される大阪・関西万博等のイベント来場者をどう本県に集客し県内全域の周遊につなげるのか、また、周遊状況をどう把握・分析し、促進を図るのか。

世界バラ会議等の機会を本県への誘客や県内周遊に生かすことは重要であり、万博ではブース出展等を広島ファンの増加や来広につなげ、世界バラ会議では、市と連携し、オプショナルツアーの造成等に取り組む。また、県内の時間帯別滞在状況等のデータを基に周遊状況を分析し、さらなる誘客や県内全域への周遊促進につなげる。

その他の質問事項

■広島県の将来の羅針盤となる新たな成果指標
■地域の特性を生かした地域づくりの実現
■県域を越えた連携体制の構築
■空き家の耐震化と活用の一体的な取組
■当たり前の視点からの業務プロセスの改善
■持続可能な地域コミュニティの実現

 

用語解説

ナイトタイムエコノミー
夜間における経済活動を指し、地域の状況に応じた夜間の楽しみ方を拡充し、夜ならではの消費活動や魅力創出をすることで、経済効果を高めることを目指す取組。

育成就労制度
これまでの技能実習の在留資格を廃止し、就労を通じた外国人の人材育成、人材確保を目的に、新たに創設された在留資格制度。

ユニタール
個人や団体への創造的な研修を通じて、よりよい未来のための世界レベル・国家レベルでの意思決定を促進する国連機関。ジュネーブ本部のほか、ニューヨーク、広島、ボンに事務所がある。

PPP/PFI
PPPとは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を行政と民間が連携して行うことにより、民間の創意工夫等を活用し、行政の効率化等を図るもので、PFIはその方式の一つ。

 

ひろしま県議会だより第76号(3面)

常任委員会の動き(6月28日開催)

総務委員会

付託議案の審査結果
補正予算1件、条例案6件
その他の議決案件1件
原案可決並びに承認

主な質疑事項
◆埋蔵文化財センター・文書館観音書庫をはじめ、老朽化が進む県有施設に係る中長期的な維持管理の最適化や南海トラフ地震等に備えた耐震化の推進
◆中山間地域の実情に応じた集落対策を講じるための各市町や地域に寄り添った実効性のある取組の推進
◆ひろしまスタジアムパーク開業を契機とした紙屋町・八丁堀地区と連携した人が集まるまちづくりの推進と県内市町の魅力発信

生活福祉保健委員会

付託議案の審査結果
条例案2件
原案可決

主な質疑事項
◆児童福祉施設職員の改正後の配置基準への早期対応に向けた保育士確保への一層の支援
◆広島県青少年育成条例の改正における淫行勧誘の規制等の新たな対策の効果が発揮できるよう関係機関と連携した運用準備
◆広島原爆養護ホーム入所者の高齢化等の状況変化に対応するための被爆者援護の立場に立った適切な運営
◆高度医療・人材育成拠点基本設計における基本計画からの大幅な変更が生じる場合の速やかな報告

農林水産委員会

付託議案なし

主な質疑事項
​◆飼料価格の高止まりや子牛・枝肉価格の下落継続の影響を受ける畜産経営体への継続的な支援
◆スマート農業技術活用促進法に基づく施策の推進による攻めの農業の促進
◆野生鳥獣による農作物被害低減を目指す一般社団法人広島県鳥獣対策等地域推進機構(通称tegos)への参画市町の拡大
◆森林環境譲与税の有効活用に向けた森林組合等の人材を活用した森林整備の促進
◆林業の担い手の確保に向けた専門的な教育機関等による人材の育成

建設委員会

付託議案の審査結果
補正予算2件、条例案1件
その他の議決案件2件
原案可決

主な質疑事項
​◆県営住宅における老朽化した建物の建て替え事業の推進と物価高騰等に対応した適切な予算確保による維持管理の実施
◆建設業界の意見を踏まえた課題整理等に基づく建設事業者の確保・育成につながる人手不足対策の実施
◆DoboXのデータ利活用の促進に向けたデータ蓄積の一層の充実と関係部局との連携によるデジタル技術を活用した県民向けの新たなサービス等の創出
◆避難行動を促す土砂災害リスク情報提供の取組の強化

文教委員会

付託議案の審査結果
補正予算1件
原案可決

主な質疑事項
​◆埋蔵文化財センターの移転・整備における文化財の一般公開の積極的推進や住民や児童生徒等が施設を身近に感じられる機会の提供等に向けた環境整備
◆県民の公教育への信頼を損なわないよう教職員の不祥事の要因分析等を踏まえた再発防止策の実施
◆不登校で悩む児童生徒に寄り添った丁寧な要因把握と保護者を支える体制の充実やフリースクール等の団体との連携強化等による安心して学べる社会の実現

警察・商工労働委員会

付託議案なし

主な質疑事項
​◆県民生活の平穏を確保するための暴走行為を繰り返す者への効果的な対策の実施
◆高齢ドライバーへの安全教育の拡充や見やすい道路標示の整備等の高齢ドライバーに優しい交通環境の実現に向けた対策の実施
◆宿泊税の目的、使途、徴収対象の整合性や課税主体の妥当性等に係る慎重な議論の必要性
◆宿泊促進キャンペーン事業実施時とコロナ禍前との宿泊者数の比較や県内のエリア及び宿泊事業者の規模別利用状況等による事業効果の検証

最終日の本会議において、委員長、副委員長及び委員が選任されました。

総務委員会(11人)

委員長:鷹廣 純
民主県政会〈広島市安佐南区〉

副委員長:神田 隆彦
自民議連〈呉市〉

委員:城戸 常太
広志会〈呉市〉

委員:犬童 英徳
民主県政会〈呉市〉

委員:栗原 俊二
公明党〈広島市安佐南区〉

委員:沖井 純
自民議連〈江田島市〉

委員:吉井 清介
自民議連〈尾道市〉

委員:狭戸尾 浩
自民議連〈大竹市〉

委員:瀧本 実
民主県政会〈広島市佐伯区〉

委員:畑石 顕司
自民議連〈広島市東区〉

委員:林 大蔵
自民議連〈広島市中区〉

 

生活福祉保健委員会(11人)

委員長:灰岡 香奈
自民議連〈広島市安佐南区〉

副委員長:蔵本 健
ひとわ〈広島市中区〉

委員:宇田 伸
自民議連〈福山市〉

委員:中本 隆志
自民議連〈広島市南区〉

委員:中原 好治
民主県政会〈広島市南区〉

委員:山下 智之
自民議連〈廿日市市〉

委員:福知 基弘
民主県政会〈広島市西区〉

委員:窪田 泰久
自民議連〈広島市南区〉

委員:岡部 千鶴
公明党〈広島市西区〉

委員:河村 晃子
日本共産党〈福山市〉

委員:岡野 斉也
自民議連〈尾道市〉

 

農林水産委員会(10人)

委員長:伊藤 真由美
自民議連〈安芸郡〉

副委員長:八幡原 圭
自民議連〈三原市・世羅郡〉

委員:檜山 俊宏
自民会〈広島市安芸区〉

委員:安井 裕典
自民議連〈廿日市市〉

委員:小林 秀矩
自民議連〈庄原市〉

委員:桑木 良典
民主県政会〈三原市・世羅郡〉

委員:石津 正啓
公明党〈福山市〉

委員:的場 豊
民主県政会〈福山市〉

委員:竹原 哲
自民議連〈広島市安佐南区〉

委員:藤井 敏子
日本共産党〈広島市安佐南区〉

 

建設委員会(11人)

委員長:出原 昌直
自民議連〈福山市〉

副委員長:山木 茂
自民議連〈広島市西区〉

委員:井原 修
広志会〈東広島市〉

委員:森川 家忠
自民議連〈竹原市・豊田郡〉

委員:尾熊 良一
公明党〈福山市〉

委員:宮崎 康則
自民議連〈広島市佐伯区〉

委員:西本 博之
民主県政会〈東広島市〉

委員:伊藤 英治
自民議連〈三原市・世羅郡〉

委員:稲葉 潔
民主県政会〈福山市〉

委員:恵飛須 圭二
自民議連〈東広島市〉

委員:砂原 崇弘
義友会〈広島市西区〉

 

文教委員会(10人)

委員長:本長 糧太
自民議連〈山県郡〉

副委員長:高田 稔
民主県政会〈安芸郡〉

委員:冨永 健三
自民議連〈広島市佐伯区〉

委員:東 保幸
民主県政会〈広島市安佐北区〉

委員:下森 宏昭
自民議連〈三次市〉

委員:渡辺 典子
広志会〈広島市安佐北区〉

委員:村上 栄二
ひろしま刷新〈福山市〉

委員:玉重 輝吉
自民議連〈安芸高田市〉

委員:井上 謙一郎
公明党〈広島市中区〉

委員:山形 しのぶ
自民議連〈広島市安佐北区〉

 

警察・商工労働委員会(11人)

委員長:坪川 竜大
自民議連〈呉市〉

副委員長:山下 守
自民議連〈東広島市〉

委員:松岡 宏道
自民議連〈福山市〉

委員:緒方 直之
自民議連〈広島市東区〉

委員:金口 巖
民主県政会〈尾道市〉

委員:三好 良治
自民議連〈福山市〉

委員:柿本 忠則
民主県政会〈広島市東区〉

委員:加納 孝彦
自民議連〈府中市・神石郡〉

委員:富永 やよい
広志会〈安芸郡〉

委員:相澤 孝
公明党〈呉市〉

委員:上野 寛治
民主県政会〈広島市安芸区〉

 

ひろしま県議会だより第76号(4面)

特別委員会中間報告の概要

特別委員会は、特定の事項を審査・調査するため、必要に応じて本会議の議決によって設置されます。
なお、各特別委員会において指摘された当面講ずべき主な事項は次のとおりです。

DX推進・行財政対策特別委員会

■デジタルトランスフォーメーションの推進
広島県全体でDXを推進するため、民間事業者等の実態調査により、業種や企業規模ごとのDX進捗状況の確認や、他県との比較・分析を行い、具体的な対策につなげること。
また、生産性や付加価値の向上などDX効果を示す企業等の好事例を収集し、DXにちゅうちょする企業を取り組む気にさせる研修や発信を行うこと。
広島県総合技術研究所が、最先端技術を駆使して県内中小企業等の課題解決を支援し、リードする組織となるよう、現場で必要な技術を特定し、その技術の蓄積や研究員の育成を行うこと。
■戦略的な施策マネジメント及び持続可能な行財政運営の確立、内部統制の推進
宿泊税については、観光客や宿泊事業者等に対し、徴収された財源により何がもたらされるのか、しっかりとイメージできる形で説明や発信を行うこと。
また、宿泊事業者等からも幅広く意見を聞き、県民の理解を得られるように議論を進めること。

 

人口減少対策・こども政策推進特別委員会

■人口減少抑制のための社会減対策及び少子化対策の総合的な推進、魅力ある都市の形成
中小企業の人材確保を支援するため、中小企業等奨学金返済支援制度導入応援補助金の充実など、若者の目を引くような制度の見直しを検討すること。
■全てのこどもと子育て家庭が安心して暮らし、子育てができる社会に向けたこども政策の総合的な推進
医療的ケアを理由に保護者送迎により通学している児童生徒等について、本人や保護者の負担軽減支援の在り方を検討し、施策を展開すること。
不登校児童生徒への支援に当たっては、県内の教育相談機関の取組の充実や個々のニーズに応じた学びの場の拡充に努めるとともに、フリースクールで適切な個別指導等が実施され出席扱いとなるよう、関係機関と連携を図ること。
出産・子育て応援交付金については、利用者の声を踏まえて見直しを行い、子育て家庭への経済的支援だけでなく、心の支えにもなるよう取り組むこと。

 

中山間地域・スポーツ・文化振興特別委員会

■個性豊かで多様な特性を生かした中山間地域の実現及び持続可能な生活交通体系の構築
中山間地域の過疎化や無住化などの実態や原因を分析した上で、地域を維持するために有効な対策や仕組みなどを検討し、計画的に実行すること。
県内に整備されたお試しオフィスの積極展開とサテライトオフィスのメリットの周知により、中山間地域への新たな企業の進出などにつなげること。
■スポーツ・文化の振興を通じた県内外での交流の促進
スポーツの振興と県立学校の魅力づくりのため、特に体育科のある県立高校において、生徒がスポーツを行うことができる環境の整備を支援すること。
子供たちがスポーツに挑戦できる環境づくりに向け、地域でスポーツをする場がなくならないよう、地域の実情をしっかり把握した上で、中学校の部活動の地域連携・地域移行を進めること。
障害の有無にかかわらず、誰もが気軽にスポーツに参画できる環境づくりを推進すること。

 

国際平和・多文化共生・人への投資促進特別委員会

■平和な国際社会の実現及び外国人材と共生できる環境の整備
G7広島サミットの成果を持続させるため、サミットで採択された核軍縮に関するG7首脳広島ビジョンの実施を求め、国際会議の場でも被爆地広島県らしい自主的・主体的な発信等を継続すること。
外国人材の確保については、育成就労制度の進行状況等を監理団体や受入企業と共有し、外国人にとって住みやすく働きやすい環境をいち早く整備し、外国人に選んでもらえる広島県を構築すること。
■キャリア教育・職業教育等の推進及びリスキリングなど人への投資の強化
働きがいがあると感じる職場で必要な取組として、女性社員の5割近くが、コミュニケーション活性化等による円滑な人間関係の構築を挙げたことを、企業研修でも意識して取り組むよう周知すること。
リスキリングが幅広く県内全域の産業振興につながるよう、小規模事業者や都市部以外の事業者にも、県として丁寧に対応すること。

 

産業競争力強化・地球温暖化対策特別委員会

■広島の強みを生かした本県産業の競争力強化、地場産業の活性化及び環境変化に強い観光産業の確立
県内中小企業やベンチャー企業の成長支援を今後も積極的に行い、本県の産業競争力を高め、創業・起業への支援等により、新事業・ビジネス創出の好循環に資する環境整備を行うこと。
■ネット・ゼロカーボン社会の実現に向けた地球温暖化対策の推進及び環境・エネルギー分野における新ビジネスの創出
気候変動問題は喫緊の課題であり、ひろしま気候変動適応セミナー等の周知に当たっては、関係団体を通じた呼びかけやSNS等も活用し、多くの参加者を募るとともに、気候変動の影響と適応策の適切な情報提供により、県民の意識向上に努めること。
環境関連産業には、世界的規模で地球温暖化対策等への対応が求められており、県内企業のニーズを踏まえ、本県の持つ技術により、海外展開を目指す企業を後押しする施策に取り組むこと。

 

県土強靱化・危機管理強化対策特別委員会

■防災・減災、県土強靱化の推進
県土強靱化の推進に当たっては、県民の安全・安心な暮らしに必要な防災や減災に資する公共事業予算を安定的にしっかりと確保するとともに、地域に根差した建設事業者の維持・確保に努めること。
盛土の災害防止対策に当たっては、課題が判明している既存盛土の安全対策を早期に講じるとともに、盛土規制法と土砂条例が連携した適切な運用ができる管理体制を強化すること。
■自然災害・新興感染症等の危機管理体制の強化
県民の防災意識を向上させるため、過去の被災状況や実体験を聞いて学ぶ機会を提供するなど、自分の命は自分で守るための避難行動につなげる防災教育を推進すること。
災害に強い企業づくりに欠かせないBCPの策定の推進に当たっては、中小企業の策定割合を高めるとともに、刻々と変化する社会経済情勢を適時・的確に反映させる更新作業を促すための取組の強化を図ること。

 

議会運営委員会(7月2日選任)

議会の円滑な運営を図り、各会派間の連絡調整を行います。

委員長:森川 家忠
副委員長:鷹廣 純
委員:狭戸尾 浩
委員:尾熊 良一
委員:西本 博之
委員:畑石 顕司
委員:林 大蔵
委員:柿本 忠則
委員:本長 糧太
委員:加納 孝彦
委員:山形 しのぶ
委員:岡野 斉也

表 彰

永年在職議員表彰

広島県議会から、次の議員が県議会議員としての永年の功績を称えられ、表彰されました。
在職25年
松岡 宏道(福山市/自民議連)
中原 好治(広島市南区/民主県政会)

巻頭写真撮影の高校生に感謝状を贈呈

本紙の巻頭写真を撮影した、県立三原高等学校の兼森春花さんに、伊藤英治広報委員長が議長からの感謝状を贈呈しました。
その後、写真部の活動や写真撮影時のエピソードなどについて懇談しました。


インターネット中継…本会議や委員会の模様をYouTubeで配信しています(ライブ中継・録画中継)。
テレビ広報番組の配信…「ひろしま県議会ダイジェスト」を配信しています。​
キッズサイト「みんなの県議会」…県議会の仕組みなどを分かりやすく説明しています。
本会議の傍聴や委員会の視聴、議場の団体見学に関する情報は県議会ホームページをご覧ください。
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この広報紙についてのご意見・ご要望をお寄せください。

ひろしま県議会だよりは、6月、9月、12月、2月の各定例会後に発行します。

あて先
〒730-8509 広島市中区基町10-52
広島県議会事務局 政策調査課
TEL 082-513-4743
FAX 082-222-9600
MAIL gikaichousa@pref.hiroshima.lg.jp

「ひろしま県議会だより」は、県の施設、市町窓口、県内のコンビニエンスストアなどでも配布しています。
また、広島県議会ホームページでもご覧いただけます。

 

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