県内の取組事例の紹介
広島県内において鳥獣被害対策に先進的・積極的に取組んでいる事例を紹介します。
ふぁーむ我花咲(わかさ)
鳥獣被害対策を学ぶ中で,女性グループが結成され,耕作放棄地に特産の黒大豆を栽培するモデルほ場が設置されました。翌年には,収穫した黒大豆を学校給食へ提供する取組も始まっています。
○安芸郡熊野町
大屋楽しい畑つくりの会
実習ほ場での実践を通して,参加者同士のコミュニケーションが活発となり、集落で足並みをそろえた鳥獣被害対策を実践しています。
○庄原市
○中国四国農政局ホームページにて「中国四国地域の鳥獣害対策取組事例」として紹介
芦田町福田割石地区鳥獣被害対策協議会
農家と非農家の混住地域において,協議会の取組に加え,これを補完する「まもり隊」の地道な周辺環境整備の活動により,地域住民の参加が高まり,被害が激減しました。
○福山市
○平成29年度 農林水産省 鳥獣被害対策優良活動表彰 農村振興局長賞(被害防止部門(団体))
農事組合法人 むくなし
山際へのワイヤーメッシュ柵の設置等で対策に取組んできましたが被害が減らなかったため,平成27年に外部講師を招き集落全体で勉強会を開催。被害の原因や集落全体で取組む重要性などを学習し,外部講師の助言を受けながらモデル園で現場に応じて対策を実践しています。
○三原市
○平成28年度 中国四国農政局 中国四国地域鳥獣被害対策優良活動表彰
農事組合法人 糸井
耕作放棄地で,イノシシに加えてシカによる被害も増加したことから,集落の山側に大規模侵入防止柵を設置したものの,被害が続いたことから,平成25年度から県のモデル集落支援事業に取組むなどして守れる集落づくりを実践しています。
○三次市
○平成27年度 中国四国農政局 中国四国地域鳥獣被害対策優良活動表彰
横坂集落
生息調査や集落点検等を実施し,鳥獣を誘引している原因を取り除く取組を実施しています。また,集落の住民3名が狩猟免許を取得し,箱わな及びくくりわなでイノシシ・シカ等の捕獲活動も実施しています。
○世羅町
○平成26年度 中国四国農政局 中国四国地域鳥獣被害対策優良活動表彰
鷺浦町イノシシ被害対策必読本
住民自らが研修や現地活動で学んだ鳥獣被害防止対策の内容を共有の財産とするため,「イノシシ被害対策必読本」としてとりまとめ,イノシシ被害のない住みよい地域を目指しています。
○三原市
株式会社Bingo
平成30年4月から福山市において、野生鳥獣(イノシシ、シカ等)をジビエとして活用する食肉処理と販売を開始し、現在は備後地域の狩猟会員から入手した肉を県内外のレストランなど飲食店へ供給し、令和5年からは神石高原町でペットフード加工施設を整備して販売しています。これらの取組により、狩猟者の年間を通じた収入増や高齢狩猟者の負担軽減、若手狩猟者の確保・育成などが推進されています。
○福山市
○神石高原町
令和5年度 農林水産省 鳥獣被害対策優良活動表彰 農村振興局長賞(捕獲鳥獣利活用部門(団体))
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