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広島県ニホンジカ被害対策基本方針

印刷用ページを表示する掲載日2022年4月1日

「広島県ニホンジカ対策基本方針」を改定しました。

広島県では,近年,ニホンジカの生息数が増加し,分布域も急速に拡大していることから,農林業被害が増加する傾向にあります。
このことから,関係者が連携して被害対策に取り組むため,ニホンジカの農林業被害対策に関する基本方針を令和元年12月に策定し,令和4年4月に改訂しました。

基本方針策定の背景

・ニホンジカの生息数は近年増加,分布域も急速に拡大
・農業被害額は減少傾向にあったものの,平成30年度からは増加
・林業被害については,今後,主伐後の再造林を拡大する計画としていることから,被害が甚大となるおそれがある
・これまでの取組では将来的に農林業被害が増加する可能性があるため,関係者がより連携して被害対策に取り組むことが必要

基本方針策定の目的

農林業被害対策に特化し,県内全域を対象とした広域的な被害対策に係る基本方針を策定し,農林業被害を抑えることを目的とする。

現状と課題

 シカによる農業被害額は減少~横ばいの傾向であったが,平成30年度以降は増加に転じており,令和2年度の被害額は5,299万円となっている。また林業においては近年の被害は低位であるが,県内におけるシカの生息域が急速に拡大しており,今後,主伐後の再造林を拡大する計画としていることから,被害の増加が懸念される。

目指す姿

・人材育成を継続的に進め,集落で正しい被害対策が実施されることにより,農業者が被害軽減を実感できている。
・再造林地における捕獲技術や捕獲体制等が構築され,効果的に対策が実施されることで,シカ被害が抑制されている。
・基本方針に基づいて関係機関が連携して対策が施されている。

基本方針の位置付け

近い将来起こる課題に対応するため,県内全域を対象とした具体的かつ効果的な対策の方針
 ⇒市町は,第二種特定計画や基本方針なども踏まえて被害対策を推進
関係図

基本方針の内容について

基本方針の概要版と本文はこちらからご覧になれます。

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