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平成24年10月31日(水曜日) 国連ユニタールを訪問しました

印刷用ページを表示する掲載日2012年10月31日

 今日は,9時30分から,国連ユニタール本部において,アレクサンダー・A・メヒヤ地域開発プログラムマネージャーを訪問しました。ユニタールは,平和と安全への貢献のため,国づくりを担う人材の訓練研修と調査を行う機関で,平成15年には,ニューヨークに続く2番目の事務所として,広島事務所が設置されています。広島事務所では,主に開発途上国の経済発展・社会の向上に必要な専門知識や技術の研修を実施しており,今回訪問したメヒヤ氏は,この10月まで広島事務所長としてご活躍されていました。

 ユニタール広島事務所の誘致は,広島県議会の強力な支援なくしては実現できなかったことであり,今回の訪問は,議会団とともに行っています。広島県としては,今後,ユニタールとの連携を一層強め,広島における復興・平和構築のための人材育成の充実を図っていきたいと思っています。

 また,ユニタールの所在する国連欧州本部では,平成23年11月から「原爆常設展」が開設されています。唯一の戦争被爆国として,核兵器使用の惨禍の実相を伝え,核軍縮の重要性を訴えていく,ここジュネーブからも情報が発信されています。

欧州国連本部01ユニタール01ユニタール02欧州国連本部02

 14時30分,赤十字国際委員会本部を訪問しました。67年前,広島は一発の原子爆弾により壊滅しましたが,その広島において,いち早く被爆者の救援活動に当たり,その後の国際支援の契機となった赤十字国際委員会の活動に対し,改めて,感謝を申し上げるとともに,「国際平和拠点ひろしま構想」について,説明を行いました。クリスティーン・ベーアリ副総裁との会談では,核兵器の廃絶などについての連携を深めていくことで合意し,今後は,具体的な情報交換等を進めていきたいと思います。

赤十字国際委員会01赤十字国際委員会02

 16時,世界経済フォーラム(WEF)本部を訪問し,広島県の平和貢献の取組みと国際平和拠点ひろしま構想を説明し,併せてワールド・ピース・コンサートへの協力を求めました。クラウス・シュワブ会長との会談では,シュワブ氏にワールド・ピース・コンサート特別顧問への就任について内諾を得ることができました。また,世界の経済人やNGOなどが「国際平和と経済」を議論するシンポジウムの開催など幅広く意見交換を行いました。

 17時30分からは,在ジュネーブ国際機関日本政府代表部を訪問し,小田部特命全権大使と面談を行いました。今回のジュネーブでの国際機関訪問などに際し,様々な御支援をいただいたことに御礼を申し上げるとともに,広島県の平和への取組みに対する協力をお願いしました。小田部大使からは協力を惜しまないこと,また,ソフトパワー(構想力や知恵)を活かした取組みへの助言などをいただきました。

ジュネーブ日本代表部01

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