平成２４年９月８日（土曜日）　チャレンジ・トークで竹原市に行ってきました

　今日は，地域の宝チャレンジ・トークで竹原市を訪れました。まずは現地視察。最初に伺ったのは「アヲハタ　ジャムデッキ」です。「ジャムデッキ」って何？と思われた方もいらっしゃると思いますが，アヲハタ株式会社の工場見学者の受入れやジャム作り体験ができる施設です。私も参加者の皆さんと一緒にブルーベリージャム作りを体験しました。ビンに詰めるのがなかなか難しかったですね。しかし，自分で作ったジャムは最高に美味しく感じます。この施設は，地域との交流や産業観光による地域の活性化にもつながってますし，「瀬戸内　海の道構想」の「参加体験型観光」として期待されます。ちなみにここにも「イクちゃんサービス」がありました。

　次に向かったのは，今井政之展示館です。平成２３年度文化功労者顕彰を受けられた陶芸家の今井政之さんの陶芸作品を展示されており，展示品の鑑賞や茶碗への筆入れ行うとともに，茶室において今井さんからお話を伺いました。今井さんは面象嵌法（めんぞうがんほう）の第一人者で，生命力あふれる陶芸作品の数々が国内外で高く評価されています。竹原市内における作品展示や小学校での制作指導に尽力されるなど，芸術文化発展や教育振興に多大な貢献をされています。下の写真は竈です。ここで新たな作品が誕生するんですね。また，展示館から眺める瀬戸内海は大変美しく，絶景です。芸術と言うのはこういう美しい自然の中で生み出されていくのでしょうね。

　お昼は，地域の宝ネットワーク交流会です。今回は，「農家レストラン西野」にお邪魔し，吉名産のじゃがいもなど地元の食材を使った食事をいただきつつ，皆さんと意見交換をしました。風情の有る建物で，料理も美味しく，皆さんとの会話も大変弾みました。

　１３時３０分，チャレンジ・トークの始まりです。今回も最初に用意した席では足りないくらい，多くの方にご参加いただきありがとうございます。トップバッターは西野弘美さん。交流会の会場となった「農家レストラン西野」を創められ，今も「特産品のじゃがいもで地域の元気作りに挑戦中」の方です。「じゃがワングランプリ」の開催など，「食」を通じた地域の元気作りに挑戦されています。次は，堀川大輔さん。アニメたまゆらとの出会いから，「ももねこ」祭りの開催や踊の制作など，「たまゆら」を活かした竹原観光の振興に取組まれています。三番目は，賀茂川中学校３年生の大内真さん。１５歳ということですが，体格は私より大きく，ラグビー広島県ジュニア選抜チームのキャプテンとして全国優勝を目指し日々練習に励んでます。また，賀茂川中学校の生徒会長として，「自転車マナーアップ実践モデル校の取組みにも挑戦されています。最後は，県立広島中学校２年生の山本夏子さんです。小学校１年生から箏曲の全国大会に出場し，リーデンローズ賞をはじめ，多くの賞を受賞されています。実際に演奏をしてもらい，素敵な音色はもちろん，琴に向き合ったときの真剣な表情が印象的でした。皆さん，素晴らしい挑戦をされていらっしゃいます。その挑戦は遠い世界のものではなく，日常の周りにある小さなことから取組むことによって，大きな変化があるのではと思っています。より良い広島県，竹原市，そして未来に向けて，自分のできる挑戦に取組んでいきましょう。