平成２４年９月２３日（日曜日） 「よみがえる王朝のみやび展」に行きました
印刷用ページを表示する掲載日2012年9月23日
今日は，熊野町 筆の里工房で開催される「よみがえる王朝のみやび～親美と和堂，平安の美に魅せられた生涯」のオープニングセレモニーに参加しました。現在，NHK大河ドラマで放送されている「平清盛」は荘厳華麗な厳島神社を造営するなど，非常に優れた美的感覚，芸術的センスを持った人物と思われますが，彼の美的感覚と平安時代後期における絵画・工芸の最高技術が合わさった，華麗な美術品が装飾経「平家納経」です。このたび展示される，日本美術研究家の「田中親美」さん模写による「平家納経模本」や「本願寺本三十六人家集模本」は，大変立派なもので，よみがえった平安朝のみやびを肌で感じとっていただけるのではないかと思います。また，熊野町とゆかりの深い書道家である「植村和堂」さんの作品も展示されています。親美さんの技術を駆使して作られた美しい料紙に書かれた和堂さんの書作品も素晴らしく，今回の特別展は見逃せない，と思っています。
