平成２３年４月２１日（木曜日） ひろしまイノベーション推進機構を設立します
９時３０分から，広島県立美術館の特別展「復興への願いを込めて」の開会式に出席しました。今回の特別展は，東日本大震災による被災地の復興支援を目的として，入館料の一部を復興支援に役立たせていただくこととしています。
実は，県立美術館が建つこの地は，大正時代，旧広島藩主浅野家が「観古館（かんこかん）」という美術館を設け広く市民に親しまれていましたが，原爆により全てを焼失してしまいました。しかし，小学生による募金活動等を背景として昭和４３年に広島県立美術館として開館し，現在に至ったものです。このように，当館のあゆみは原爆の廃墟から復興を遂げた広島の歴史の一部であり，このことを紹介することにより，被災地の皆様方に少しでも元気をお届けできるのではないかと思っています。本日も，開館早々から多くの方々に来館いただいていましたが，引き続き，多くの県民の皆様におこしいただきますようお願いいたします。
１１時から，広島版「産業革新機構」の運営会社の設立について臨時の記者会見を行いました。私がマニフェストの段階から構想してきた，この新しい運営会社の名称は「株式会社ひろしまイノベーション推進機構」です。企業が成長性の高い新たな事業展開等を図ろうとする際に，資金・経営ノウハウ等必要な経営資源を機構が提供することで，当該企業の成長を促し，更には県内の雇用創出と所得拡大を図るなど，県内経済全体の発展に向けた相乗効果を狙うものです。正式には，５月中旬に会社設立を予定していますので，引き続き，県民の皆様にもご説明をしながら進めてまいりたいと考えています。
お昼，若手職員とのランチミーティングを行いました。昨年度も行ってきましたが，今年度は若干年齢が上の職員とのミーティングとなります。さて，今年はどのような話が聞かれるのか，楽しみです。
