午前中,広島高速5号線トンネル予定地沿線の現地を視察しました。中山地区のトンネル坑口予定地,トンネル予定地の直上にあたる牛田東一丁目・三丁目,さらに住民の皆さんが土石流の発生するおそれを抱いている牛田東四丁目の谷筋などを,地域住民の方に現状説明とあわせて,徒歩でご案内いただきました。
11時過ぎから,東区スポーツセンター内の会議室で,地域住民の皆さんからの「意見を聞く会」が開かれました。「二葉山トンネル建設に反対する牛田三丁目の会」の棚谷代表と住民代表の五藤さん,「『二葉山トンネル』を考える市民連絡協議会」の和井代表,澤田,竹村両副代表,土井迫さん,林さんの7名の皆さんから,率直なご意見を直接伺うことができました。
午後からは,県民文化センターで行われた「地域イノベーション創出2010inひろしま」において講演をしました。今回のイベントが,産学官連携をキーワードとして催されていることから,産学官連携に対する私の思いをお話しさせていただきました。
現在の産学官連携は必ずしも完全にうまくいっているとは言い難い状況にあると思っています。すなわち,地域における産=経済界と学=大学が海外における先進地域と異なり,結びつきが非常に脆弱であると考えています。地元企業と地元大学とが,人材面,情報面そして資金面でもっと相互協力することで,成果やメリットを享受し合い,延いては地元経済社会への貢献に結びついていくことになると考えています。