10時半から,県庁で国土交通省中国地方整備局の福田功局長さんらと懇談しました。先ず,生活航路など他の地域交通体系に大きな影響を与える高速道路の料金割引制度などについて意見交換をしました。整備局は地域の実情をよくご存知だと思うので,生活交通を阻害する制度見直しとなることがないよう,しっかりと取り組んでいただくようにお願いしました。
また,私が進めている「瀬戸内 海の道構想」について,魅力的な地域資源を持つ近隣各県との緊密な連携が不可欠であり,整備局長さんにも中国運輸局とともに情報交換など多方面で協力いただけるようお願いしました。その他,広島県の中枢拠点性の強化に向けた基盤整備や直轄事業の事業計画等,広島県の社会資本整備における幅広いテーマについて率直に意見交換をさせていただきました。
なお,本日,鳩山内閣総理大臣が辞意を表明され,福田局長さんらと懇談会の終了後,私も報道陣に囲まれコメントを求められました。ここ数年,内閣が1年も持たない状況が続いています。緊急経済対策の実施などで,わが国の景気もやっと持ち直しの動きが見受けられる中,こうした政治的な混乱が再び経済社会情勢を悪化させ,国民生活に影響がでなければと危惧しています。さまざまな制度や改革がまったなしの状況である中,地方自治を預かるものとして,政治的な空白や県民生活に支障を招くことのないようにお願いしたいと,コメントしました。
正午から,市内中区のホテルで,社団法人 内外情勢調査会広島支部の主催する懇談会で,「広島県の新たな挑戦」をテーマに講演しました。