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「レモンで地域を盛り上げたい」ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が大崎上島で行う挑戦

大崎上島町の写真1

「レモンで地域を盛り上げたい」
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が
大崎上島で行う挑戦

広島県の山間部や島しょ部等からなる中山間地域では日常の中に、豊かな自然や美しい景観があり昔ながらの地域性溢れる暮らしが残されています。

そんな魅力を持ちつつも、中山間地域の多くは人口減少や少子高齢化、第一次産業の衰退、などの課題を抱えています。そんな時代の流れの中で中山間地域に目を向け、進出を果たした企業は一体、どのような可能性を感じているのでしょうか。

2019年10月2日に大崎上島町にサテライトオフィスを開設したポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下ポッカサッポロ)の土屋さんにお話を伺いました。

レモンに想いを持ち、レモンに本気な会社

統合する前のポッカコーポレーションは、レモン商品の製造販売から始まった会社です。代表的な商品の1つである「ポッカレモン」は、1957年にカクテル材料として開発され、60年以上にわたりお客様に支持いただいています。そんな経緯もあり、当社はレモンに本気なんです。

これまで、レモンの素材研究を進め、商品を数多く開発し、レモンの価値啓発を行うことで市場をつくってきました。その価値を発信し続けてきたことで日本国内でのレモンの需要は上がり、特に近年は国産レモンの市場が拡大しました。

しかし、国産レモンは生産量が増えるわけではないので、需要に供給が追いつかない状態に陥っています。

レモンの写真1

では、その大きな課題に対して、ポッカサッポロは何ができるのか?当社はレモン事業において、世界ナンバーワンを目指しています。日本のレモンの価値を高め,さらに生産量を増加させるためにも動かなければなりません。社会全体が抱えている課題を解決することが、当社の目指しているミッションを達成することにもつながります。

そこで、自らがレモン栽培に携わることで、生産に関わる方々の課題を理解し、一緒に生産の現場を盛り上げていく、という想いで、大崎上島町への進出を決めました。

土屋さんの写真1

東京から通いながら、レモンを栽培

― 今年の春からレモンの栽培を始められたということなのですが、どのように管理されているのでしょうか?

東京から通っています(笑)東京本社での他の仕事もあるので、それをやりながら栽培を行なっています。農作業をして、夜にそのままの格好で東京に戻るというようなこともありました(笑)しかし、この10月に民間の空き家を利用してサテライトオフィスを開設したので、滞在できる場所ができ、働き方も改善されました。

土屋さんの写真2

― レモンの栽培で大変だったことはありますか?

土地の契約、土づくり、畑づくり、苗の定植、草刈り、潅水などなど挙げだしたらきりがないくらい初めてやることばかりでしたので「大変」というか、わからないことだらけな状態の中で、何とか手探りでやってきました。

栽培に関しては、まだ植えて一年も経っていないので、見える成果はまだありませんが、JAや島の生産者の皆さんからご指導をいただきながら管理をしています。また、区域を分けて、いろいろな栽培方法を少しずつ実験しているところです。

初めてのことばかりで大変だと感じる一方で、農作業をしていると自分の時間に浸れるというか、じっくり考える時間をつくれる感覚があり自分にとって心地よい面を持っていることに最近気がつきました。

大崎上島町の写真2

大崎上島町を盛り上げることが大切

― 大崎上島町は離島だし、不便ではないですか?

最初の頃は、日帰り出張なんかもあったので、不便に感じることもありましたが今は、滞在もできるようになり、事業を進める上では不便さは感じていません。ある程度、農地も落ち着いてきたことも大きいですね(笑)

島から見る瀬戸内海の景観は、感動するくらい好きです。晴れた日に畑仕事をしていると、目の前に飛び込んでくる瀬戸内海の景色に釘付けになることがよくあります。時間が止まって見えるくらい穏やかな凪の海気づいたら、しばらく止まって眺めてしまっています(笑)

瀬戸内海の写真

― 大崎上島町にはどんな可能性があると思いますか?

最初は、離島だし閉鎖的な雰囲気があるのかなと思っていましたが生産者の皆さんが独自にいろんな活動をされていたり島内に先進的な教育を実践されている叡智学園が開校したりと外からも中からも、いろいろと新しいことが起こっていて、面白い島だと思います。

多くの人に、「面白い」「価値がある」と思ってもらうために、この島の素材や価値を、もっと外に発信したいと思っています。農業の課題に関しても、この島全体を盛り上げていくことで解決につながるのではないか、地域全体が盛り上がれば、人が集まり、産業も発展していくのではないかと考えています。私としては、レモンを大崎上島の1つの価値として思ってもらえるようにしていきたい。その先には、瀬戸内海をシチリアのようなレモンの産地にしたいですね(笑)それくらいのことができる地域だと本当に思っています。

レモンの写真2

地域と一緒になって生産振興に取り組む

― 最後に、今後の展望について教えてください

いま、来年の春に向けて、新しい畑の準備をしています。

耕作放棄地の問題についても、何か解決の手段を考えていきたい。そのためにも、まずは自分たちで整備をして、畑にするというプロセスを実行しています。

生産の現場に立つようになり、今まで見えていなかった様々な課題と直面するようになりました。また、国内のレモンの供給を安定的に高めていくためには、生産者を増やし生産量も増やしていかなければなりません。これからの課題、1つ1つを地域の方々と一緒に取り組み、解決をしていきたいと思っています。


profile
土屋 淳一
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
経営戦略本部ビジネスディベロップメント部
土屋さんのプロフィール写真

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