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牛海綿状脳症(BSE)対策

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月1日更新

牛海綿状脳症(Bovine Spongiform Encephalopathy:BSE)

 牛海綿状脳症(BSE)は、牛の病気の一つで、BSEプリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した場合、牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、死亡するとされています。かつて、BSEに感染した牛の脳や脊(せき)髄などを原料としたえさ(肉骨粉)が、他の牛に与えられたことが原因で、英国などを中心に、牛へのBSEの感染が広がりました。

 BSE対策の見直し

平成29年4月1日から健康牛のBSE検査が廃止されました。

 国内では、平成13年9月、日本で初めてBSEに感染した牛が確認されたことをうけ、牛に肉骨粉をえさとして使うことを法律で禁止(飼料規制)、と畜場などでは異常プリオンたん白質がたまりやすい特定部位(SRM)の除去が行われました。又、食肉衛生検査所ではBSE検査を開始しました。

このような対策が徹底されてからは、日本では平成14年2月以降に生まれた牛からBSEに感染した牛は発見されていません。海外においても、飼料規制した結果、BSEの発生は激減しました。
 BSEリスクが大きく低下したことから、平成25年に国内検査体制、輸入条件といった対策全般の見直しが行われました。

さらに平成28年度に見直しが行われ,これまでの対策の内容や国際的な状況を踏まえ平成29年4月1日から健康牛のBSE検査が廃止されることとなりました。

なお,特定部位(SRM)についてはこれまで通り除去を行います。

特定部位(SRM)の除去について

 月齢ごとに異常プリオンたん白質が蓄積しやすい特定部位(SRM)の範囲が異なることから、と畜場では月齢による分別管理を行い、その処理が確実に行われていることをと畜検査員が確認します。

特定部位(SRM)の除去の対象
30ヶ月齢以下30ヶ月齢超
回腸遠位部、扁桃

せき髄、せき柱、回腸遠位部

 見直しの内容は、次をご覧ください。

 BSE対策の見直しについて(厚生労働省ホームページ)

  現在までの検査結果は次のとおりです。

 牛海綿状脳症(BSE)検査結果について(月報)(広島県ホームページ)

BSEに関するアンケートについて

 以上のように平成25年7月1日からBSE対策が大幅に変更され,報道なども行われました。そこで一般の方々にどのくらい見直しの内容についての情報が浸透したかなどを把握するために,平成25年6月~7月にかけて食品関係の事業者の皆様にご協力をいただき,BSEに関する意識についてアンケート調査を行いました。結果については以下のリンクをご覧ください。

BSEに関するアンケート結果 (PDFファイル)(270KB)

BSEスクリーニング検査

 1頭ごとにと畜検査を行うとともに、全身症状・神経症状等がある牛のBSEスクリーニング検査を行います。
 BSEスクリーニング検査は、異常プリオンたん白質を測定するエライザ法で行います。

1 検体採材

 BSEの原因となる異常プリオンたん白質が蓄積しやすい牛の延髄を採取します。

検体採材

2 前処理

 細胞破砕器にかけ、細胞を細かく(乳化)し、たん白分解酵素で正常プリオンたん白質を分解します。BSEの原因となる異常プリオンたん白質は分解されません。次に遠心分離器にかけ、異常プリオンたん白質を集め、これを検査の試料とします。
 下の写真は検体に、たん白分解酵素を入れて、正常プリオンたん白質を融解しています。

前処理

3 エライザ法で検査及び測定

 検査キットを使用して抗体と反応させ,異常プリオンたん白質を黄色く発色させます。

判定

 スクリーニング検査で陽性の反応が出た場合は、再検査を行います。
 再検査でも陽性の反応が出たら、国の機関へ検体を送付し確認検査を行います。

 

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