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平和大橋(へいわおおはし)

印刷用ページを表示する掲載日2015年3月11日
平和大橋 

諸元

路線広島市道(平和大通り)
所在地広島市中区大手町~広島市中区中島町(元安川)
完成昭和27年3月31日
橋長85.55m
最大支間長21.35m
設計荷重一等橋 13tf
上部工形式4径間単純鋼鈑桁橋(全溶接)
桁高1.4m
有効幅員15.0m
管理者広島市

広島復興を象徴する斬新で意欲的な橋

 平和大橋は,平和記念公園の東側に位置し,広島を東西に縦断する平和大通りが,元安川を跨ぐ箇所に架かる橋である。

 かつて「新橋」と呼ばれた旧橋は,あの忌まわしい原子爆弾により落橋してしまったため,戦後に架け替えられたものである。

 現在の橋は,一等橋の単純鋼鈑桁形式の橋としては,戦後我が国初めてとなる全溶接橋であり,全溶接での一等橋としては,先の恵川新橋に続き我が国で2例目の橋である。

 設計にあたっては,国内の設計基準にとらわれることなく,米国溶接橋の最先端事例を参考としたほか,恵川新橋での経験を活かして,主桁の継ぎ目は突き合せ溶接を採用した。

 工場で1本ものとして製作された長さ21m余りの桁は計24本を数え,これを東京から広島まで列車で輸送し,今は廃線となった旧宇品線の宇品駅から現場へ搬入して架設された。

 高欄は,国際的な彫刻家イサム・ノグチ氏が手掛けた,真紅に燃ゆる太陽が力強く天へ昇る様子を現した,斬新なデザインを採用していることでも有名である。

位置図

アクセス情報

電車

  • JR広島駅から広電路面電車にて,広島港(宇品)行「袋町」電停下車,徒歩約400m

お車

  • 山陽自動車道広島ICより,約9km,約20分

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