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油木橋(ゆきばし)

印刷用ページを表示する掲載日2015年3月11日

油木橋

県管理道路のコンクリート橋最高齢

 油木橋は,広島県東部の神石高原町の細田川に架かる,橋長9.4mのコンクリートアーチ橋である。

 竣工は大正5年であり,建設年次を確認できる橋としては最高齢となる98歳(平成26年現在)の橋である。

 世羅町の目鏡橋が,明治41年竣工の石造アーチ橋であることを考えると,8歳違いの油木橋はコンクリートアーチ橋としては先駆け的な存在であるとも考えられ,100年近く経過した現在でも大きな損傷もなく,元気な姿を維持している点を踏まえれば,文化財級の価値があると言っても過言ではないと思われる。

 大正ロマンを感じさせる,右から始まる横書きの橋名板も目鏡橋と似通っており,この時代の流行をも垣間見ることができる貴重な存在の橋なのである。

位置図

アクセス情報

お車

  • 中国縦貫自動車道東城ICより,約18km,約35分

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