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防災重点ため池の緊急点検について

印刷用ページを表示する掲載日2022年3月18日

緊急点検とは

大雨や地震でため池が損傷した場合,時間の経過とともに徐々に損傷が広がり,最悪の場合,決壊することがあります。
そのため,大雨や地震後には,損傷がないかを確認する「緊急点検」を行ってください。
損傷がある場合も適切な応急措置をすることで,災害を防止したり,被害を軽減したりできます。

対象となるため池

国の要領により,管理者等が緊急点検を行い,報告することが定められているのは「防災重点ため池」です。
防災重点ため池は「決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が存在し,人的被害を与えるおそれのあるため池」です。
防災重点ため池は広島県ため池マップに掲載しています。

点検が必要な場合

1.大雨特別警報が発令された場合
2.震度5弱以上の地震が発生した場合
(堤高15m以上のため池は,震度4以上の地震が発生した場合)

点検の手順

市役所又は町役場が発令している避難情報が警戒レベル2以下になってから,身の安全を確保したうえで,複数人で点検を開始してください。
※避難情報が警戒レベル4(避難指示)警戒レベル3(高齢者等避難)のときは,安全な場所に避難してください。

【持ち物】

  • 携帯電話 又は スマホ
  • カメラ(スマホのカメラで代用可)
  • メジャーなど長さを測れるもの
  • 懐中電灯

ため池に向かうときは,常に安全に気を配り,危険を感じた場合は,ただちに安全な場所に避難してください。

現地に到着したら,まず全体の状況を把握し,安全確認を行います。
堤体を越流している・異常な漏水があるなど,危険を感じた場合は,ただちに点検を中止してください。

1. ため池の水位・内部

  • 満水のときと比べて何メートルくらい下 又は 上か
  • 池の中に土砂が流入していないか

2.堤体(ため池側・下流側の両方)

  • 漏水や法面のふくらみがないか
  • ひび割れ,陥没,沈下などの損傷がないか

3.斜樋(取水施設)

  • 折れやひび割れが生じていないか

4.洪水吐(余水吐)

  • 土砂や流木で流れが阻害されていないか
  • ひび割れ,陥没,沈下などの損傷がないか

5.堤体と地山の境目付近

  • ひび割れ,段差,崩壊などの損傷がないか

6.底樋

  • 折れやひび割れなどの損傷がないか
  • 閉塞,漏水していないか

点検結果の報告先

ため池が所在する市役所又は町役場にご報告ください。

国の点検要領

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