家計にやさしいジェネリック医薬品を使ってみませんか?
ご存知ですか? ジェネリック医薬品のメリット
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に販売される、品質・効き目・安全性が同等の後発の医薬品のことです。ぜひご検討ください。
薬代を節約できます。
薬によっては、自己負担額が3~5 割も安くなることがあります。
(参考)日本ジェネリック製薬協会ホームページ 「かんたん差額計算」
効き目は先発医薬品と同等です。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を同じ量使用しています。
安全性も先発医薬品と同等です。
たくさんの厳しい試験をクリアし、法律や国の基準に沿って製造・管理されています。
すでに、多くの方が利用しています。
世界的にジェネリック医薬品への切り替えが進んでおり、広島県の使用割合(数量ベース)は83%(R5年12月実績)※を超えています。
※「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」(厚生労働省)
(参考)厚生労働省ホームページ 「保険者別の後発医薬品の使用割合」
形状や味を工夫して飲みやすくしたものもあります。
錠剤の大きさを小さくし、飲みやすく改良したもの、錠剤を飲みやすいゼリー状・液体状に改良したもの、苦み等を抑えた味に改良したものなどがあります。
※ 子供(乳幼児)にも飲みやすいよう工夫がされているケースもあります。
ジェネリック医薬品を処方してもらうにはどうすればいいの?
ジェネリック医薬品を使ってみようと思ったら、病院や診療所などの医療機関を受診したときに医師に相談するか、薬局で薬剤師に相談してみましょう。
医師による処方せんに記載されているのが先発医薬品の名称であっても、処方せんに変更不可のチェック等がなければ、薬剤師と相談して、患者さん自身がジェネリック医薬品を選ぶことができます。また、処方せんに医薬品の商品名ではなく成分名が記載されている場合(一般名処方といいます)も同じようにジェネリック医薬品を選ぶことができます。
ただし、すべての先発医薬品に対してジェネリック医薬品が製造・販売されているわけではないため、ジェネリック医薬品への変更を希望しても、変更できない場合があります。
ジェネリック医薬品 ~よくあるご質問~
Q. なぜ、ジェネリック医薬品は安いのですか?
A. 先発医薬品の発売には長い研究期間と多額の開発費用がかかります。一方ジェネリック医薬品は先発医薬品の有効成分を利用して開発されるため、開発期間やコストを大幅に抑えることが可能となります。このため、ジェネリック医薬品は先発医薬品より価格が安くなります。
Q. ジェネリック医薬品特有の副作用はないのですか?
A. 有効成分が同じであるため、ジェネリック医薬品特有の副作用はありません。有効成分による副作用は先発医薬品、ジェネリック医薬品に関係なく起こる可能性がありますので、副作用が心配な場合は、医師・薬剤師に相談して下さい。
Q. ジェネリック医薬品は先発医薬品と添加剤が異なると聞きますが大丈夫ですか?
A. 先発医薬品もジェネリック医薬品も、安全性が確認された添加剤が使用されています。添加剤そのものが体に作用したり、有効成分の効果をさまたげたりすることはなく、効き目や安全性は同じです。ただし、添加剤にアレルギーをお持ちの方は先発医薬品、ジェネリック医薬品を問わず、服用によりアレルギーを起こすことがあるかもしれませんので、必ず医師や薬剤師に御相談下さい。
Q. 薬を決めるのは医師じゃないのですか?
A. 薬は患者自身が医師や薬剤師と相談して選択できる時代です。まずは、ジェネリック医薬品への変更について、医師・薬剤師に相談してみてください。
Q. 子供(乳幼児)の医療費は無料なの?
A. 各都道府県や各市町で乳幼児の医療費への助成がされているため、医療費の窓口負担が定額又は無料となっている場合があります。この場合の窓口負担は各自治体、残りの部分は医療保険者が負担しています。
Q. 窓口負担が無料の場合は、ジェネリック医薬品に切り替えても窓口負担は変わらないと思うけど?
A. 一人ひとりがジェネリック医薬品に切り替えることによって、医療保険者の負担や国の財政負担の削減へ貢献することとなります。薬代の削減によって医療保険の支払額を抑えることで、それに投入される健康保険料や税金の負担軽減にも繋がります。医療保険制度を安定的に運営し、国民皆保険を堅持するためにもご協力をお願いします。