令和8年度臓器移植等推進功労者知事感謝状贈呈式を行いました
要旨
臓器移植及び造血幹細胞移植の推進や普及啓発についての功績が顕著である者(団体)に対して感謝状を贈呈し、その労苦に報いるとともに、移植医療関係者の士気の高揚を図ることにより、移植医療のより一層の推進を図る。
贈呈日
令和8年10月26日(月曜日)
贈呈者(敬称略)
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区分 |
氏 名 |
職 種 |
選 考 理 由 等 |
| 臓器提供協力 | 安部 智之 | 医師 |
〇 平成16年に大分大学医学部を卒業後、広島大学病院に入局し、手術・周術期管理を中心とした外科医としての基礎的なトレーニングを開始。その後、肝胆膵手術のハイボリュームセンターにおいて集中的な修練を行い、さらに広島大学消化器・移植外科関連施設において消化器外科を中心に幅広い外科研修を積み重ね、臨床における確固たる基盤を築いた。 〇 臨床経験を経て、日本肝胆膵外科学会高度技能専門医および内視鏡外科技術認定医を取得し、肝胆膵高度手術や低侵襲手術、ならびに肝胆膵・移植診療に従事。また、肝臓外科の臨床研究および基礎研究に取り組み、博士号を取得するなど、臨床と研究の両面で成果を挙げてきた。 〇 平成27年以降は、広島大学病院および関連施設において、肝胆膵外科ならびに肝移植手術の術前診断・管理、手術、術後管理まで中心的な役割を担い、多数の生体・脳死肝移植レシピエント・ドナー手術および脳死ドナーからの臓器採取に従事してきた。このように、臓器提供から移植までの一連のプロセスを熟知した外科医として活躍していることから、県内における臓器移植医療に多大なる貢献をしているといえる。 |
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造血幹細胞移植推進活動 |
野間 慎尋 |
臨床検査技師 |
〇 昭和63年に東海大学付属病院に着任後、8年間移植医療・高度医療について研鑽を積んだ。平成25年に広島大学病院に着任後は、それまでに培った高度な専門知識と技術を発揮し、県内の移植・高度医療の発展と後進育成に尽力してきた。 〇 臨床検査技師として、臓器移植に不可欠な専門検査を迅速かつ高精度に実施し、安全な臓器移植・造血細胞移植の実現を技術面から強力に支援してきた。また、輸血用血液製剤管理、造血幹細胞調整・保管管理、CAR-T療法や再生医療関連業務など、最先端医療の安全な運用の基盤を支え続けている。 〇 また、熱心かつ高度な指導力により、平成30年より認定輸血検査技師2名、細胞治療認定管理師2名、認定HLA検査技術者2名をはじめとする専門技術者をあらたに輩出し、地域医療を支える人的基盤の強化に大きく寄与した。移植医療の推進と後進育成に心血を注いできた功績は顕著であり、県内における造血幹細胞移植の推進に多大な貢献をしているといえる。 |
| 今中 雄介 | 医師 |
〇 平成27年より、小児科医師として広島大学病院に勤務し、小児血液腫瘍疾患および免疫異常症の診療・研究に従事。年間約5~10例の造血幹細胞移植を実施している。また、骨髄バンクドナーからの骨髄採取に従事し、公益財団法人日本骨髄バンクの調整医師として、ドナーのコーディネート業務にも携わっている。 〇 難治性で造血幹細胞移植を必要とする悪性腫瘍症例に対し、先進的な治療法を積極的に導入し、移植成績の向上に努めている。 〇 令和5年に、21トリソミーに合併した重症複合免疫不全症(SCID)を診断し、根治療法として造血幹細胞移植を実施した。21トリソミーにSCIDを合併し、造血幹細胞移植を実施した症例は本邦初であり、論文報告による社会への啓発活動も行った。今後の小児血液腫瘍・免疫異常症に対する造血幹細胞移植の安全性・治療成績の向上および骨髄バンク事業での活躍が大いに期待されていることから、県内における造血幹細胞移植の推進に多大な貢献をしているといえる。 |
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普及啓発活動 |
井上 仁美 |
(公財)日本骨髄バンク 認定説明員 |
〇 平成19年に義弟が急性骨髄性白血病と診断され、骨髄バンクよりドナー提供を受け骨髄移植を行ったことを機に、患者および家族の思いや骨髄移植に至るまでの切実な課題を身近で認識するに至った。この経験から、骨髄バンク認定説明員として活動する義母と同じく同資格を取得し、平成25年から広島県内で実施される骨髄ドナー登録会において、骨髄ドナーの確保に尽力している。 〇 ドナー登録の必要性や骨髄提供の尊さを伝える活動に取り組むとともに、県内のドナー登録員が不足している現実に注目し、説明員の拡充活動にも貢献し、5名をドナー説明員として育成した。 〇 「がんの子供を守る会広島支部」の活動に参加し、クリスマスには病院を訪れ子供達にプレゼントを渡す等の活動のほか、小児がん患者の家族を支えるための街頭募金活動に毎回参加している。これまでの活動により、血液難病患者をはじめ関係者から今後の啓発活動においても重要な存在として期待されていることから、県民意識の向上に貢献しているといえる。 |
贈呈式の様子

贈呈要領・贈呈基準
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