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女性消防団員研修 -女性団員の方へのインタビュー-

印刷用ページを表示する掲載日2022年10月31日

東広島市消防団 女性団員連絡協議会研修

 令和4年10月16日土曜日に,東広島市消防局で,東広島市消防団女性団員の方を対象とした研修会がありました。本研修会では,女性消防団員の方が災害図上訓練や,マイタイムラインの作成を行いました。

DIG

DIG発表

マイタイムライン

東広島市女性消防団員の方へのインタビュー

 研修会後,ご活躍されている女性消防団員の方に,お話を伺いました!!

インタビュー

​消防団に入団したきっかけ

・「消防団=男性」のイメージがあったので,女性が入るもんじゃないって思っていたけど,出初式のあとに男性団員さんから声をかけていただきました。そもそも父が消防団員だったので,夜警のときに屯所に食べ物を持ってちっちゃいときから遊びに行っていたので,団員の方との交流はあったし,地域の人達と仲良くはさせてもらっていたので,何の違和感もなく「じゃあ入りましょうか」って言って,第1号で町内で入らせてもらいました。本当に気持ちよく入って,いろんなことをさせてもらえたなあって思います。

・女性消防団を作りたいんだけど入らないかっていう誘いの声があって,2人でまず入りました。初めは男性たちと一緒にするのがもう嫌で嫌で,本当に出るのが億劫だったんですけど,だんだん男の人に声をかけてもらって慣れてきて,こんな楽しいんだと思い始めて,いろんな勉強ができるし,本当に勉強になるんですね。で,頑張っていかなきゃなと思って。

消防団活動に対する,ご家族のご理解はいかがですか​

・最初は主人は反対でした。男性たちの中で,女性っていったら少ないですし。でも最近は消火活動に行ってるときは「何か買っとこうか?」とか「晩ご飯は何しとこうか?」と協力してくれています。

・PTA活動をしていて,その中で「やってみない?」って誘われて入ったんですが,PTAの活動も夜に会議があったりするので「夜会議に行くね」とか「役員会があるんだ」っていうのが当たり前になっていて,家族に「お母さんね,消防団入ろうと思うんだあ」って言ったときには「もう驚かん」って言われました。活動も「呼び出しがかかったから行くね」って言うと「ハーイ」,「あぁ分かった,行ってらっしゃい」みたいな感じです。

女性消防団員をしていて良かったこと・やりがいを教えてください​

・応急手当指導で質問をたくさん受けるので,パワーをもらってます。こちらの勉強にもなり,また新しいことを覚えないと,と感じます。災害の時は「ありがとう」とか「あんたがおってくれたけん頼りになるわ」とか,そういう言葉をもらうと,近所の人の役に立ったかな,とすごく嬉しいです。

・団員のなかには応急手当を習っていたからこそ,家族を助けられたっていうのがあるんです。お孫さんが誤飲したのを吐き出せたりとか。私も父が喉をつまらせたのを,ちゃんと吐き出せたりとか,そういう得た知識で身近な人や家族の命を救えることもある。実際にやったり,それを教えていたからこそ,躊躇せずできる。やっぱり定期的にやっていて,自分たちが教える立場だからこそ経験するので,重ねることで自信になるんだと思います。

女性が適している!と思われる活動は?​

・私たちは消防署の方と連携して救命救急に一緒に行くのですが,消防署の方は男性が多いので,女性への対応は女性がした方が違和感をもたれないので,とても助かると言われます。

・地域の防災訓練で応急手当をすると,地域の方が,女性の方が聞きやすいようで,「これ次はどうやるんだっけ?」といったことが気軽に聞けるみたいで,その点はやっぱり女性は強いかなって思います。

・応急手当や広報活動ですね。女性の活動をあまり知られていなかったりもするんですけど,保育園や避難訓練で紙芝居をしたり,紙芝居の内容も,年代やその時の状況でいろいろ変えながら実践していきたいと思っています。


 県内消防団では,現在557人の女性消防団員の方がご活躍されており,地域によって様々な役割を担われ,ご活躍の場を拡充されています。

 防災活動に興味がある方,自分の住む地域に貢献したい!という方,ぜひお気軽にお住まいの市町村へお問い合わせください!♪

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