環境用語解説-な行
印刷用ページを表示する掲載日2011年11月22日
● 内部生産
湖沼,内湾など閉鎖性水域で,植物プランクトンの活動(光合成)により有機物が生産されること。植物プランクトンの増殖には,窒素や燐が不可欠であり,これら栄養塩類の水域への流入量を削減することにより内部生産を抑制することができる。
● ナショナルトラスト運動
ナショナルトラスト運動は,19世紀にイギリスで始まった自然保護運動で,地域住民や企業,国民等に広く募金を募り,身近なあるいは貴重な自然や歴史的な環境を買い取ることによって保全するということを目的としている。 日本では,「鎌倉風致保存会」 の活動が第1号であり,北海道斜里町の 「知床国立公園100平方メートル運動」 や和歌山県田辺市の 「天神崎市民地主運動」 等が知られている。
● 二次林
伐採後再生した森林など過去に伐採等の人為が加えられ,その影響を受けている森林,または,現在も下草刈りなど継続的に人為が加えられていることにより成立している森林のこと。 二次林は,代償植生である森林のことで,スギ,ヒノキなど植林地の樹林は含まれない。
● 熱源供給システム (コージェネレーション)
→ コージェネレーション
● 燃料電池
天然ガス、メタノールなどの燃料を改質して得られた水素と、大気中の酸素とを電気化学反応させることにより直接発電するシステム。効率が高く、環境への負荷が低いという特徴がある。
● 農山漁村集落排水処理施設
農業振興地域内の集落,林業集落内,漁業集落内の下水を処理する施設。