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環境用語解説-は行

印刷用ページを表示する掲載日2013年6月24日

 パーク&ライド

 自家用車を利用して目的地まで直接行かず,近くの鉄道またはバス停まで自家用車を利用し,そこから鉄道またはバスに乗り換えて目的地まで行くシステム。 一般的には都心などへの自動車交通の集中を防ぐために利用される。

 パートナーシップ

 市民,行政,企業,NPO等の各主体が,公平で平等な関係を築き,公平な役割分担のもとに連携して環境保全に取り組むこと。

 ばい煙発生施設

 ばい煙(硫黄酸化物など人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれのある物質)を発生・排出する施設で,大気汚染防止法により大気の汚染の原因となるものとして定められている施設。

 バイオマスエネルギー

 生物体を構成する有機物を利用するエネルギー。例えば、薪、木炭、家畜ふん尿等がこれにあたる。利用形態としては、直接、木質チップ等を燃焼して発電を行うほか、メタン発酵、アルコール発酵による燃料化や、ユーカリ等の炭化水素を含む植物から石油成分を抽出する方法等があり、石油代替エネルギーとして役立つ。京都議定書により、バイオマスエネルギーは二酸化炭素の排出にカウントされないという利点がある。

 廃棄物抑制検討懇話会

 本県が実施する廃棄物の排出抑制方策について、幅広い視点から検討を行うため、平成13年10月に設置され、県内の産業界をはじめ各界の有識者により構成されている。この懇話会での検討の結果、

  • 県民や事業者の自主的な活動の支援、
  • リサイクル産業の育成・支援の強化、
  • 課税など経済的手法の導入、
  • 循環型社会形成のために必要な施策の実施

 について提言がなされた。

 バスロケーションシステム(バス位置情報収集提供システム)

 運行車両の位置・接近情報について,インターネット等を利用して,バス利用者へ情報提供するシステムのこと。

 ハロン

 臭素を含むハロゲン化炭化水素化合物の国際的な総称。 フロンと似た化学的性質を持ち,消火剤などに利用されてきたが,オゾン層を破壊する原因となっていることが明らかになったため,国際的な取り決めにより,生産が中止されている。

 PRTR

  「Pollutant Release and Transfer Register」 の略称で,有害性のある多種多様な化学物質が,どのような発生源から,どのくらい環境中に排出されたか,あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し,集計し,公表する仕組み。
 日本ではこの仕組みを法制化した 「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」 (PRTR法) が平成12年3月に施行されている。

 BOD・COD

 BOD (Biochemical Oxygen Demand,生物化学的酸素要求量) とは,水中の有機物を微生物が酸化分解するのに要する酸素量であり,河川の代表的な水質指標として用いられる。
 COD (Chemical Oxygen Demand,化学的酸素要求量) とは,水中の有機物を酸化還元反応によって酸化する際に消費する酸素量であり,海域の代表的な水質指標として用いられる。
 ともに値が高いほど有機物等が多量に含まれており,汚濁度が高いことを示す。

 PCB(ポリ塩化ビフェニル)

 絶縁性,不燃性などの特性から電気機器をはじめ幅広い用途に使用されていたが,昭和43年のカネミ油症事件によりその毒性が社会問題化し,昭和47年以降製造が行われていない。しかし,処理施設が無かったため,長期にわたりほとんど処理が行われないまま大量に保管が続いている状況にあったが,近年その処理が進み始めている。

 ヒートアイランド現象

 都市独特の局地的気候現象で,人口の都市への集中による大気を冷やす森林や畑の減少,大量の人工熱,放射熱と大気汚染物質の放出等の結果生じた都市の気温が局地的に周辺よりも高く,等温線が島のような形になる (heat island 熱の島) ことからこう呼ばれる。 月平均気温は周辺より1~4℃高く,冬は特に高く,また,最低気温が下がらないため都市の熱帯夜を増加させている。

 ビオトープ (Bio-tope)

 ドイツ語で 「ビオ」 は生物,「トープ」 は場所を指し,「野生生物の生息空間」 を意味する。 なお,ビオトープは,生態学的には生物の生息に必要な最小単位の空間のこととされている。 一般にはトンボ池などある程度のまとまりのある生息地としてやや緩やかな意味で使われ,さらに地域的な広がりをもつ生息空間などとして幅広く使われる場合もある。

 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク

 東アジア地域の酸性雨について、関係各国の共通認識を形成し、人と環境への影響を防止・軽減するための情報収集・提供を目的に、東アジア地域の国々が参加するネットワークのこと。酸性雨は原因物質が国を超えて拡大するため、多国間の強調が必要となる。経済成長の目覚しい東アジア地域では、大気汚染が深刻化して酸性雨の原因物質の排出量増が見込まれており、各国が協力して酸性雨問題に対処することが求められている。

 干潟

 干潮時に現れる砂泥質の平坦な場所。プランクトンなどの微生物や多種多様な生物の生息の場となり,海水を浄化する機能がある。水鳥の飛来場所にもなっている。

 広島県環境関連産業創出推進協議会

 環境関連産業の集積による本県産業構造の多角化と雇用の場の創出を目的として、平成13年6月に設置された組織。

 広島県グリーン購入方針

 環境への負荷の少ない物品等(以下「環境物品等」と略します。)の購入に関する広島県の方針。国や地方公共団体が率先して環境物品等の購入を進めることにより,環境物品等の需要が増え,企業は環境物品等の開発・生産をさらに積極的に行い,より多様な環境物品等をより低価格で入手することが可能となり,環境への負荷の少ない社会が築かれます。

 ひろしま地球環境フォーラム

 地球環境保全型社会を目指し,県民・事業者・団体・行政が相互に連携・協働しながら,環境にやさしい地域づくりを進める環境保全推進組織。

 びんごエコタウン構想

 平成12年3月に備後地域22市町村を対象地域として、モデル的に循環型社会システムを形成するためのマスタープランとして策定された。同年12月に当時の通商産業省と厚生省から中国地域では初めてエコタウンプランとして承認された。

 びんごエコタウン実行計画

 備後地域22市町村(当時)を対象に,びんごエコタウン構想に示した循環型施設のほか多様な循環型施設等の整備を計画的に推進するための実施計画として平成14年3月に策定した。また,付加機能として研究開発機能・環境学習機能を取り入れ,環境と調和したまちづくりを目指した計画である。

 富栄養化

 工場排水,生活排水,農業用水等により,水中の栄養塩類である窒素,りんなどが増えて,プランクトンが増殖しやすい状態になること。
 これに対して,栄養塩類が少なく生物生産の少ない状態を貧栄養という。

 複層林施業

 原則として人工更新により造成した森林において,樹木を部分的に伐採することにより,樹齢が異なり,高さの違う森林を育てること。

 福山リサイクル発電事業

 広域リサイクルシステムの中核として、福山市の箕沖地区において、RDFを利用し、発電や灰溶融を行う事業。

 不法投棄110番・ファックス

 広く県民から不法投棄に関する情報を収集し、不法投棄の早期解決を図るため、県廃棄物対策総室内に設置された専用電話・ファクシミリのこと。

 浮遊粒子状物質 (SPM)

 大気中に浮遊する粒径が10ミクロン以下の物質。 ディーゼル車の排気ガス,工場のばい煙,道路粉塵等が主な原因とされ,人の気道や肺胞に沈着し,呼吸器疾患を起こす。 環境基準が定められている。

 ブルー・ツーリズム

 海水浴,遊漁,スキューバダイビング等の海洋性レクリェーションのみならず,伝統的な漁村,浜辺のたたずまいや漁業とのふれあいを楽しむ滞在型の余暇活動のこと。

 プレリサイクル

 ごみとして捨てないで,何回も繰り返し使用し,廃棄物を発生させない方法。 減量化と再利用を推進させること。

 フロン

 我が国のみが使用している呼び名で,炭化水素に塩素,フッ素が結合した化合物 (フルオロカーボン) をいう。 このうちフッ素,炭素及び塩素だけで構成されているものをCFC (クロロフルオロカーボン) といい,特にオゾン層を破壊する力の強いCFC-11などの5つを特定フロンという。 CFCは,1995年末の生産全廃がモントリオール議定書によって取り決められている。
 CFCがオゾン層を破壊するため,その代替物として開発されたフロン系の物質を代替フロンといい,大きく分けてHCFC (ハイドロクロロフルオロカーボン,2020年生産全廃) とHFC (ハイドロフルオロカーボン,塩素を含まないためオゾン層を破壊しない物質だが,温室効果ガスの一つ) の2種類がある。

 pH

 pHとは,酸性かアルカリ性かの程度を0から14までの数値で表したもので,水素イオン濃度を表す単位です。 7が中性, 数が小さいほど酸性が強く,数が大きいほどアルカリ性が強いことを示します。
 何も溶けていない水のpHは7.0で中性ですが,大気中の二酸化炭素が炭酸イオンとして雨水に飽和状態になった時に,pH5.6を示すため,酸性雨はph5.6以下と定義づけられています。

 閉鎖性水域

 地形等の条件により,水の出入りの悪い内湾,内海,湖沼等の水域をいう。

 保安林

 水源のかん養,災害の防備,生活環境の保全・形成,保健休養の場の提供などを目的として,「森林法」 に基づき指定された森林。 立木の伐採や開発などが制限される。

 ポケットパーク

 再開発事業等で狭小の余剰区間を利用したミニ公園のこと。

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