「感性に訴えるものづくり」支援事例のご紹介
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月30日
使い心地や商品イメージなど人の「感性」の定量化,製品の魅力づくりなど地域企業が持つ技術課題に対して,
人間工学やデザイン技術を活用した技術支援や研究開発の成果事例の一部を紹介します。
◆オーダーメード用手袋設計
個人の手形状にフィットする手袋を目的とした手型の自動設計プロセスを開発。
個人の手をスキャンし,得られた手寸法に独自の変形アルゴリズムを適用することで実現しました。
◆背負い心地のよい作業機械
肩部の負荷を軽減し,かつ作業性を損なわない機械重心位置を特定。
ショルダーハーネスやフレームの変更により肩部圧力の軽減と背負い心地の向上を実現しました。
◆衝撃の少ない園芸ハサミ
果樹等の繰り返しの多いハサミ作業における衝撃を緩和するハサミを開発。
グリップ硬度,グリップ形状を特定し,長時間の作業でも主観的な痛みを軽減しました。
◆転倒防止等のための支柱製品
景観製品メーカによる高齢者の段差転倒防止や歩行支援のための支柱製品の開発を支援しました。
行動観察や基礎デザイン研究によって機能性,意匠性を検討することで製品化を実現しました。
◆高齢者や介護者のための爪やすり
工具やすりメーカによる高齢者や介護者のための爪やすりの開発を支援しました。
高齢者施設でのモニタ調査を基に,3Dプリンタにより製品案を試作し,筋電計測等の人間工学検証を行うことで使いやすい製品としました。