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カンボジア王国の教育関係者が広島で研修を行いました

印刷用ページを表示する掲載日2019年7月26日

1 要旨

広島県は,カンボジア王国教育・青年・スポーツ省の職員等を招聘し,カリキュラム開発のための研修を東京都内及び広島県内で行いました。

(1)研修期間 

令和元年7月3日(水曜日)~7月16日(火曜日)

(2)研修員 

〇 カンボジア王国教育・青年・スポーツ省 カリキュラム開発局副局長他職員5名

〇 カンボジア王立プノンペン大学学部長 1名

(3)内容

東京都内(7月3日~5日)

旧文部省見学,東京書籍・教科書研究センター見学,玉川大学での研修,カンボジア留学経験者との交流等

広島県内(7月6日~16日)

開講式,大崎上島町視察(広島商船,情報プラザの見学,叡智学園の見学及び教員との意見交換,日本文化体験,地元小学生との交流等),本県平和施策の説明,国連ユニタール広島事務所の訪問,教育センター・広島大学教育ビジョン研究センターでの講義及び演習,広島大学附属小学校の授業見学及び意見交換,国際センターでのプレゼンテーション,修了式,広島平和記念資料館見学等

副知事表敬小学生との交流茶道体験

2 プロジェクトの概要

広島県では,「国際平和拠点ひろしま構想」の実現に向け, (独)国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」を活用し,県内の大学や教育機関等と連携のもと,「教育分野における復興・平和構築のための人材育成プログラム」を進めています。

内戦や近隣国との争いを経験し,近年は経済発展とASEAN諸国との連携など社会変化に直面しているカンボジア社会が,国際社会において平和な社会を持続していくためには,学校教育において,環境保全と経済発展の両立など多面的・総合的に考える力,立場や考えの違う人々を理解・尊重し協同的に課題を解決することができる力など(持続可能な開発のための教育:ESD)が重要となってきています。

広島県では,平成17年から(独)国際協力機構(JICA)や教育委員会,県内大学等と連携し,カンボジアにおける初等教育での授業改善を支援してきました。今回のプロジェクトは,これまでの活動を通じて得られた蓄積をもとに,持続可能な社会を構築する視点も新たに加え,広島大学教育ビジョン研究センター(EVRI)の専門家協力のもと,カリキュラム開発に取組んでいくものです。

事業名

「カンボジアにおける持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援」プロジェクト

目標

カンボジアの授業改善に有効な社会科カリキュラムが改訂され、社会科教科書開発者の能力が高まる

実施内容

・広島に招聘し研修を実施(2週間×3回))

・県内専門家を派遣し,研修を実施。(2週間×12回/活動地域:プノンペン)等

実施期間

約3年間(平成29年3月~令和2年3月)

 

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