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広島港五日市地区人工干潟

印刷用ページを表示する掲載日2024年1月18日

 広島港五日市地区人工干潟

(埋立による干潟への影響)

 広島港五日市地区の八幡川河口部は、従来、自然干潟があったため、県内でも有数の水鳥の飛来地として知られています。しかし、埋立により従来の自然干潟の大部分が消滅することになり、鳥類の生息環境及び活動空間が悪化しました。

(人工干潟の造成)

 鳥類の生息環境及び活動空間を確保するため、従来の自然干潟を人工的に再現した人工干潟の造成を始めました。そこで、1期計画(昭和62年から平成2年に実施)で従来の自然干潟と同程度の面積の干潟を造成し、その後、約10年間干潟をモニタリング調査し、その結果を基に鳥類の生息環境を改善させる2期計画(平成13年から平成21年に実施)を行いました。その後のモニタリング調査は現在も行っており、1期計画後の環境よりも改善され安定した結果が得られています。

 人工干潟

(写真)五日市人工干潟

 

五日市地区人工干潟バードウォッチング

 下表は、五日市人工干潟で頻出する水鳥の写真及び説明です。

チュウシャクシギ

ハマシギ

シロチドリ

チュウシャクシギ ハマシギ シロチドリ

全国の干潟、入江、水田及び岩礁などに、旅鳥として春と秋に渡来する種であり、八幡川では春に多くみられます。

海岸及び干潟などに、旅鳥として春と秋に渡来する種で、八幡川では春先に群れで観察されることがあります。

全国の海岸近くの砂浜及び埋立地で繁殖し、干潟や埋立地で生活する種で、渡り時期や冬季は群れが見られます。

カワウ

ウミネコ

アオサギ

カワウ ウミネコ アオサギ

全国の海岸、河川及び湖沼に生息し、個体数が増加している種で、県内でも1年中見られます。

日本近海の特産種で、県内に6月ころから渡来し、夏から秋始めに多数の群れが見られます。

留鳥として全国の水田や湿地、川、湖沼及び干潟沿岸部などに生息している種で、1年中絶えず見られます。

スズガモ

ヒドリガモ

オカヨシガモ

スズガモ ヒドリガモ オカヨシガモ

冬鳥として全国に渡来し、河口及び内湾などに生息する種で、人工干潟海面で近年多数の群れが見られます。

冬鳥として全国の河口及び湖沼に渡来する種で、過去には3,000羽以上が見られた、八幡川を代表するカモです。

冬鳥として湖沼及び川などに渡来する種で、他のカモと比べオス・メスともに地味な色合いをしています。

広島港五日市地区人工干潟における鳥類協働調査結果(日本野鳥の会 広島県支部調べ)

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