重点施策~広島港色彩計画~マンセル体系
マンセル体系
アメリカの画家A.H.マンセル(Albert H Munsell,1858年~1918年)により考案された体系で、日本工業規格(JIS Z 8721)「三属性による色の表示法」に採用されています。
(1) マンセルの色相(Munsell Hue)
R(赤)、Y(黄色)、G(緑)、B(青)、P(紫)の主要色相を選び、それぞれの中間にBG(青緑)、PB(青紫)、RP(赤紫)、YR(黄赤)、GY(黄緑)を加えて色相環を10等分にしています。さらにそれぞれの色相を10等分し、各色相の代表値を5の位置に置いています。
(2) マンセルの明度(Munsell Value)
光を100%反射する理想的な白を10、光を100%吸収する理想的な黒を0とし、その間を10等分した11段階が基本となりますが、色紙で表せる範囲はほぼ1~9までです。
(3) マンセルの彩度(Munsell Chroma)
マンセル色立体の中心軸となる無彩色の明度・彩度から各色相ごとに放射状に外へのびるのが、マンセル彩度の尺度です。無彩色の彩度を0とし1、2、3……14というように色相によって異なりますが、彩度の尺度値は高くなります。
(4) マンセルシステムの表示法
マンセルの色立体は、色相(Hue)、明度(Value)、彩度(Chroma)によって構成されています。それぞれの尺度値を色相(H)、明度(V)、彩度(C)の順に併記すると、各尺度値の交点にある色を指定することができます。
また、色の種別を示すマンセル値は、以下のように記載します。
マンセルの表示例
5R 7 / 3
色相 明度 / 彩度