【椋梨ダム】警報ルールを変更しました
平成30年7月豪雨災害をうけて,椋梨ダムの警報活動ルールを見直し,ダムのゲート操作が及ぼす下流河川への影響をより考慮した内容にしました。今後は,次表のとおり警報活動を実施します。
危険度 | 椋梨ダムの操作 | ダムや下流河川の状態 | 警報活動 | |
---|---|---|---|---|
サイレン | 警報パトロール | |||
微 | 椋梨ダムがゲート操作を開始するとき |
ダムから下流へ流す水の量が通常の状態(毎秒約0.2立方メートル)より増え,川の水位が上昇し始めるとき。 |
1ダムから椋梨川と沼田川との合流点まで吹鳴 (3河内警報局まで) |
ダムから椋梨川と沼田川との合流点付近まで |
中 | 椋梨ダムが洪水調節を開始したとき | ダム湖に流れ込む水の量が一定量(毎秒180立方メートル)以上に達したとき。 ※今後の降雨状況の変化によっては,さらに川の水位上昇が見込まれます。広島県や地元自治体から発信される河川情報・避難情報に注意してください。 |
1ダムから本郷橋まで吹鳴 (7本郷警報局まで) |
なし |
大 |
椋梨ダムが「異常洪水時防災操作」を行うとき |
ダム湖の貯水容量が限界に近づいたため,ダムから流す水の量をダム湖に流れ込む水の量と同一にする操作を行うとき。 ※ダムがない川と同じ状態となり,大きな被害が予想されます。厳重注意。 |
放流警報区間全域で吹鳴(1~9) (明神警報局まで) |
ダムから沼田川の河口(沼田大橋)付近まで |
※警報局に設置されている回転灯(赤色灯)は,ゲート操作開始から終了まですべての警報局で点灯します。
※椋梨川に設置されている電光掲示板(「放流中」表示)は,ゲート操作開始から終了まで点灯します。

この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 令元中複,第3号)
住民のみなさまへのおねがい
【住居からの避難は,市町が出す避難情報の確認を!!】
ダムが行う警報設備(音声放送,サイレン,回転灯)の操作や警報車による警報パトロールは,川の中や川の堤防付近にいる人に対して,川からただちに離れてもらうために実施するもので,住居からの避難を促すものではありません。
避難については,地元自治体(市町)から発信される避難情報(防災無線,エリアメール,ホームページ等)を確認するなどして,早めの判断をお願いします。