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大気汚染物質の監視(微小粒子状物質,光化学オキシダント発令情報など)

印刷用ページを表示する掲載日2023年12月27日

大気汚染物質の監視について

・広島県内では、大竹油見公園など県内37か所の測定局に自動測定器を設置して大気汚染物質の監視を行っています。

・広島県内の大気汚染物質の速報値及び広島県内の光化学オキシダント情報等の​発令状況や微小粒子状物質(​​PM2.5)高濃度予報​広島県大気情報ポータルサイト」で確認いただけます。​

光化学オキシダントとは

・燃焼に伴い発生する窒素酸化物、燃料や溶剤等から揮発する炭化水素等が太陽の光に含まれる紫外線に反応(光化学反応)し、発生する酸化化合物(オゾン、パ-オキシアセチルナイトレ-ト等)や還元性物質(ホルムアルデヒド等)の総称

・光化学反応では、二酸化窒素も発生しますが、光化学オキシダントとは別に監視項目となっています。

光化学オキシダントの影響

・4月から10月にかけて天気が良く、気温が高い日に発生しやすく、更に窒素酸化物や炭化水素等が大量に排出され、風が弱いと高濃度の光化学オキシダントが霧状に滞留した光化学スモッグとなることがあります。

・広島県内でも、過去に光化学スモッグが発生した際、目やのどがチカチカ痛くなったり、息苦しくなったり、頭が痛くなるなどの被害が発生しています。

光化学オキシダントの削減対策

・光化学スモッグが発生するおそれが高い時は、光化学オキシダント情報等を発令し、窒素酸化物や炭化水素の排出量の大きい工場・事業場に排出ガス量等の削減と、県民の皆様にも不要不急の自動車の運転を控えていただくようお願いしています。

PM2.5とは

・PM2.5とは大気に浮遊している粒子の中で粒径が2.5μm以下の物質のことをいいます。
 (※μm(マイクロメートル)=0.001mm=0.000001m)
 「(参考) 髪の毛:約70μm、スギ花粉:約30μm、黄砂:約4~7μm」

PM2.5の発生源

・黄砂や火山排出物などもPM2.5発生源の一部と考えられていますが、主な発生源は「人工由来」である自動車の排気ガス、工場からのばい煙と言われています。

PM2.5の環境基準 

・1年平均値が1立方メートルあたり15μg(※)以下、かつ、1立方メートルあたり1日平均値が35μg以下
(※μg(マイクログラム)=0.001mg=0.000001g)

・環境基準は人の健康を保護するために維持されることが望ましい水準です。

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